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鉄分たっぷりメニュー

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今日から仕事始めという人も多いと思いますが(夫も明日からの新学期に備えて今日から学校へ行った)私と娘は今年最初の「ベジ料理教室」でした。教室も今日が今年最初の講座です。

今日のテーマは「鉄分たっぷりメニュー」

これまでやったことのない新しいテーマでの講座です。

鉄分といえば「レバー」が最初に思い浮かびます。
ベジタリアン生活をしている人が心配されることに「鉄分やカルシウムは不足しないのですか」ということがあります。私自身は妊娠中から産後にかけて貧血で鉄剤を処方されていました。
また、入院中の食事も動物性タンパク質が多いものでした。
しかしレバーは余り好きな食材ではないし、赤身の肉や魚ばかり食べるのもカロリーオーバーの危険性があります。また植物性の食材で鉄分豊富なものといえばひじきが思い浮かびますが、ひじきの煮付けばかり食べているワケにもいきません。今日のメニューはベジで鉄分豊富なメニューのバラエティーが広がりそうなので参加してみました。料理だけでなく管理栄養士のスタッフKさんによる話も興味深いものでした。

★鉄分を多く含む食品は、良質なタンパク質が多いのです。タンパク質は多くの食品に含まれていますので、ベジタリアン生活をしている人でも不足の心配はあまりないのです。

★動物性タンパク質、中でも血が多いレバーや赤身の肉や魚には鉄分が多いです。しかしレバーは外国産の肉の場合などデメリットもあることから最近では妊婦さんの栄養指導にも使われない場合もあるそうです。病院食では「食べてもらう」ことを主眼におくためにバリエーションの少ないひじきよりは肉や魚で鉄分を摂取させる傾向にあります。

★植物性食材では緑黄色野菜や海藻類に鉄分が豊富に含まれます。鉄分を効率よく摂取するためのビタミンも含まれています。要は、いろいろな食材を偏りなく摂取することが大切なのです。欧米人のベジタリアンは海藻を食べないため、サプリメントで補うことを指導されることもあります。

こうして紹介されたメニューは次の5品でした。

☆ザ・鉄味噌
 今流行りの「黒い食材」が豊富に入っています。見た目の黒さ(まるで砂鉄みたいな色・・・)と味噌の香りの強さとは違うあっさりした食べやすい味です。ディップや調味料として使う他、ご飯に乗せて食べたり、そのままチビチビと酒の肴にもなります。

☆もっちり鉄クレープ
  鉄分豊富な緑黄色野菜が入ったクレープ生地で「鉄味噌」や野菜を巻いていただきます。葉物野菜が苦手な子供がパクパクと食べていました。

☆ほうれん草の生姜春巻き
  ほうれん草を「1人1束」の勢いで食べてしまえるメニューです。ほうれん草より鉄分の多い緑黄色野菜は他にもありますが、鉄分の吸収を助けるビタミンがほうれん草には豊富に含まれています。冬のほうれん草は夏よりたくさんのビタミンを含みます。

☆鉄あん玉
  女性はみんな?甘いモノ好き。ノンシュガーだけど甘い鉄分豊富な材料を合わせた甘味です。私は先日お正月恒例で小豆を茹でましたが、お汁粉に使えるように砂糖(普段使っているのはてんさい糖)を入れてしまいました。これで鉄あん玉を作ったら甘すぎかなあ。

☆鉄茶漬け
  N谷園のお茶漬けばかりではなく、シンプルにこんなお茶漬けも美味しいです。鉄という響きとはうらはらにあっさりと美味しいです。ご飯に乗せる具はそのままふりかけにもなります。

こちらの料理教室に参加して思うのは「何度でも作ってみたくなること」「ワンパターンでなく使い回しがきくこと」です。妊娠中に保健所で「レバーペースト」の作り方を教わったけど、いまだに作っていません。だって絶対に余らせて捨てる気がするからです。でも「鉄味噌」だったらいろいろ使い方があるので美味しく食べきれそうです。ベジ料理教室に通い出してから、使うのが難しそうに見える食材へのハードルも実は思い込みだけであり、だいぶ使えるようになりました。今年も、いろいろな食材をバリエーション豊富に使って美味しい食卓を目指したいと思います。

写真が今日のメニューですが、巻いちゃったせいか、いささか寂しいです。加えて娘にほとんど食べられたあげく、娘もこれだけでは足りなかったようです。というワケで帰りにマックに寄ってしまいました。
ベジ料理教室の意味がないじゃん…