As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

母べえ

ようやく、日差しが暖かくなりました。
晴れているのに冷たい風が身にしみる冬だったので、こんな日がくるのを待ちわびておりました。
まだまだ春本番には時間がかかりそうですけどね・・・

さて、今日は先日見た映画の感想など(ネタばれに注意)。

母べえ』 監督:山田洋次 主演:吉永小百合


元日に届けられた年賀状の束の一番上に乗っていた郵便局の広告はがきを見て「なんでうちに吉永小百合から年賀状が来るの?」と一瞬でも疑ってしまって・・・だから気にはなっていたのですね。
あと年末にテレビで「武士の一分」を見たから、監督が山田洋次だし、出演者も檀れい坂東三津五郎などかぶっている俳優さんがいたので、娘のお迎えまで時間があった時に見てみました。

ベルリン国際映画祭では惜しくも入賞を逃したそうですが。

率直に感想を言っちゃうと・・・正直、うーんというか。
母べえはもちろん、娘の初べえ、輝べえ、父べえにやまちゃん、奈良のおじさん、演技はとても丁寧で、味があるのだけど。戦争が本格的に始まってから、やまちゃんが出征し、戦争が終わり、あっという間に娘たちが大人になってしまって・・・最後が急ぎすぎちゃって、母べえとやまちゃんの感情の流れなど、もうちょっと踏み込んだ描き方だったらよかったのに、と思ってしまいました。
ALWAYSー三丁目の夕日ーの感動には今一歩及ばず、というところでした。

でも、全編通して思ったこと。

吉永小百合さん。実年齢と違いすぎる!女学校と小学校の娘たちの母親に素直に見えてしまう!

サユリストを自称する方なら、ぜひ映画館まで足を運びましょう。