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フェルト・センス

フェルトセンス:漠然とした、言葉にしがたい内的な気付きや身体的な感覚


あああ、一度書き上げたのにミスで全部消してしまったーっ!
キーッ!!ってなりますね。かきむしりたくなるような感覚。
これもフェルトセンスなのでしょうか?

・・・これだけ書いても何がなんだかさっぱり分かりませんよね?!

先週で「催眠入門講座」が終わったので、3月の時間がまだあるうち(4月になると幼稚園が始まるし、午前中で帰ってきてしまうので自分の用事がしばらくできなくなるから)に別の講座をとることにしました。2回完結の「体験、心の整理法」です。
以前に産業カウンセラー協会の講演会で「フォーカシング的な傾聴」の話を聴きました。自分の心の中を深く覗いて、じっくりと心の整理をしていく。講演後に先生がおっしゃった何気ないひとこと「病気の方、がんの患者さんなどがご自分の心と向き合い、苦しさから解放されるのに適した方法です」という言葉にピンときたのです。しかし、シリーズで深く学ぶ講座は日程上娘に負担をかけるものが多い。これはまだ私にとってその時期ではないのかも?!と思っていたら、保育完備のパルシステムの講座で入り口だけですがフォーカシングの話が聴けるのがあったので飛びつきました。

フォーカシングは、1960年代にジェンドリン博士によって開発された心理療法であり、ロジャースの来談者中心療法から発生したものです。ジェンドリンらは、カウンセリングを受けて成功したクライエントには、言葉にしがたい、内的な気づきや身体的な感覚があったことに気づき、この感覚をフェルトセンスと名づけました。そしてフェルトセンスを傾聴することが、好ましい心理的な変化の鍵となることを見出し、その技法がフォーカシングとなったのです。

今日はまず入門ということで、自分のフェルトセンスを体感してみました。

・自分の身体の感覚をじっくりと味わう。
・遠くにいるたいせつな人から、会う予定がだめになったといわれて、どんな感じがする?
・森の中の小動物を遊ぶ。自分はその動物に近づけるのか?どんな遊びをするのか?

受講生はみんな感覚が違いました。最初の質問に関しては、催眠の講座を受けていたメンバーは私を含めて「催眠状態」に陥ってしまったのですが、それ以外の質問に対しても、イメージ画像が浮かんできた人や、身体的な感覚を覚えた人などさまざまです。これがフェルトセンスなのです。
フェルトセンスは、その時、その人で違う「今、ここで」の感覚です。
その感覚を素直に認めること。自分の身体にも耳を傾け、いたわること。
その時、その時のフェルトセンスを見つけることで、今、ここでの自分を認めて、
自分の枠を取り去ることにより、気になって仕方がないことから抜け出していく・・・
自分を素直に認め、自己開示をすることで、自分の中にためていたストレスから解放される。
もちろん、全ての場所で自己開示をするのではなく、安全な場所を見分けられるよう、その感覚を養っていく。

今日はひとまずそんなところで終了しましたが、来週は心を整理する方法について聴きます。
自分が一番苦しかった時に聴きたかった話ですが、今の自分を大切に、話を聴きたいと思います。