As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

チーム・バチスタの栄光


この前、幼稚園のスクールカウンセラーの先生の講演会の日に次なる用事があって出かけたって書いたのがこれです。
もう多くの映画館では上映は終わってしまったか、夜の最後の1回の上映ばかりだったのだけど、川崎チネチッタでだけ昼間時間帯の上映があったので、幼稚園から駅まで急いで電車に乗って見に行きました。

心臓の画期的な手術法である「バチスタ手術」と日本初の執刀医、須磨久善先生の話はプロジェクトXで見てかなり印象に残っていました。
この映画は、バチスタ手術が使われた病院のミステリーなのですが、医療監修がその須磨先生だというので、興味をそそられたのです。

東城大学医学部付属病院では、心臓外科の桐生先生を執刀医に7人の精鋭からなる「チーム・バチスタ」のメンバーが、無敵の26連勝というバチスタ手術の成功記録を続けていました。バチスタ手術は難易度が高く、成功率は6割程度と言われているのですから、これは驚異的な数字です。
ところが27例目より突如続けて3例が術中死となってしまいます。これは事故なのか、それとも・・・?
院長より頼まれて病院内部の調査を行うことになったのが、グチ外来とも言われる心療内科不定愁訴外来の女医、田口公子。外科は全くのシロウトである彼女のにわか探偵調査はうまくいかず「問題ありません」と締めくくろうとしたとします。ところがそこに厚生労働省の破天荒なキレモノ役人、大臣官房付技官の白鳥圭輔が現れてー

映画のレビューサイトを見てもそう書かれている意見が多いのですが、ミステリーというよりは、田口と白鳥のコメディに近いタッチです。だから本格ミステリを期待しているとちょっとはずしてしまいそうですね。白鳥の破天荒ぶりも、あそこまでやらなくても、って感じもするし。

でも私としては、前回スクリーンで見た「母べぇ」よりは見終わったときの感じがスカッとしていました。ミステリーにありがちな「どんでん返し」もちゃんとできていたし。事前に何も読まずに映画を見たので、私には最後まで犯人はわかりませんでした。難点をつければ、動機がイマイチ詰めきれていなかったことでしょうか?

原作の田口は中年男性とのことですが、映画化にあたり田口は女医と設定が大きく変わります。それが吉と出たか、凶と出たかはわかりませんが、原作を読まなかった私には自然な設定に写りました。
ただ、チーム・バチスタのメンバーの1人をココリコの田中直樹が演じていたので、

ダウンタウンの笑ってはいけない病院

を思い出しまくってしまったのには、参りました(笑)