マザー牧場

春休み最後の日曜日、天気もいいし娘もすっかり元気になったので、ちょっと遠出して遊びに行くことにしました。

行き先は、マザー牧場。

夫は勤めて最初の年の春、中学生の遠足の引率で行ったきり、私に至っては小学校３年生の遠足で行ったきりです。
その時の記憶は「広場でお弁当を食べて、こぶたのレースを見た」ということだけです。

とりあえずお弁当を作って出発しました。
まずは久里浜の「東京湾フェリーターミナル」を目指しました。フェリーとマザー牧場の料金がセットになったお得なチケットがあるのです。東京湾フェリーは初めてです。風は穏やかで波もなく、海に出るには絶好の天気でした。

35分で房総の金谷港に着き、さらに30分ほど走って房総丘陵で２番目に高い鹿野山を登るとマザー牧場に着きます。

春のマザー牧場は、桜と菜の花のコントラストがとにかく綺麗で、見ているだけで癒されました。

さて、マザー牧場ではいろんな動物イベントをやっていますが、まずは「動物パレード」
期間限定、１日一度だけ、スタッフイチオシと鳴り物入りだったのでパレード出発地点に陣取りましたが…アルパカが２頭、羊、牛、豚、馬が出てきて、牧用犬が３頭出たら終了ー

ま、そんなものなのかと気を取り直して、次は「羊の大行進」
牧用犬の誘導に合わせて150頭の羊が山を駆け下りる。羊の群れのまとまった動きは圧巻でした。

その後は夫が「牛の乳搾りやってこい、あれはいいぞ」と妙に勧めるのでなんだかよく分からないけど列に並んでやってきました。牛の乳首って長いんです。そしてピューピューとよく出ること。さすがは牛さんだと思ったけど、こんなにたくさんの人に絞られて乳腺炎にならないかしらと心配になりました。

そしてお待ちかねの「こぶたのレース」

昔から変わらないそのレースは、観客の子供の中から「選手」を選び、その子たちがこぶたを上手にリードしてゴールまでたどり着くという参加型イベントです。最終レースは、どのこぶたが優勝するのか賭けるものでもあるので、まるで競馬みたいに盛り上がっていました。

最後に見たのは「あひるの大行進」
これは娘が大喜び。羊や牛が近くに来るとまだビビっているのですが、あひるたちがいっせいに走る姿はかわいかったようです。

そんなわけで、動物イベントを見ながら、芝生に転がってお弁当を食べたり、観覧車に乗ったり、無心に羊に草を食べさせたりして（ちゃんと羊のエサは売っていたのに、クローバーを必死でむしって食べさせてよかったのだろうか…）のんびり春休みの休日を過ごしました。
夫に「バンジージャンプがあるよ」と何度も声をかけたのだけど、さすがに嫌だと言ってました。

そしてマザー牧場といえば「ソフトクリーム」ははずせません。
最近は牧場以外でもマザー牧場のソフトクリームを食べられるお店がありますが、やっぱり牧場で食べるのが一番おいしいです♪それから牧場搾りたての牛乳に、ジューシーさがたまらない自家製ソーセージの網焼きをいただきました。
おみやげにヨーグルトを買おうと思ったけど、既に売り切れていたので代わりにチーズを買いました。

帰りは車中で娘がすぐに寝てしまったので、フェリーには乗らずアクアラインで帰りました。結構渋滞してましたよ。

そして、夕食をどうしようかといったら夫が

「こぶたの尻を見ていたら、むしょうにトンカツが食いたくなった」

というので、トンカツやさんで食べてから帰りました。私も疲れていたので作りたくなかったし。

幼稚園が始まる前に楽しい思い出ができました。