As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

図書館

かなり久しぶりに図書館に行ってきました。
子供向けのお話し会を何団体ものグループが合同でやっている(もちろん入場無料)というので、娘も喜ぶだろうしと行ってきたのですが、なかなか面白かったです。
終わった後、私は自分の本を借りようとしたのですが結局借りず、児童書のコーナーも紙芝居をしばらく見たあと何も借りないで帰ることにしました。

・・・そうなんです。私が横浜に越してきてから不満に思っていることの1つが。

図書館が少なすぎる!

ということなのです。

横浜市立図書館は、全部で18館。つまり、区に1つしかないのです。
区に1つ、ですよ!ちょっとこれ少なすぎるんじゃないかと思うのです。

私はこれでも以前は読書好きだったのですが、図書館の影響って結構あったんですよね。

子供のころ住んでいた千葉でも、よく父に図書館に連れて行ってもらったし、高校生のころには自宅の近くにもできたので、試験前とかよくこもっていました。それに高校の近くには県立の図書館があったので放課後何時間も本を読んでいたり、試験勉強のつもりがちっとも進まなかったりしました。大学の時も学校から徒歩数分のところにありましたね。そんなわけで私の読書はかなりかたよったもの(ミステリーと歴史小説が主なジャンルだった)でしたが、出かける時にはかばんに1冊は本を入れていました。

その私があまり本を読まなくなったのは、やはり図書館から離れたことに関係があると思います。
社会人になったら、行かなくなっちゃったんですよね。で、読書量がガクンと減りました。
会社の近くにもどこに図書館があるか分からなかったし、自宅の近くを探そうともしませんでした。

それから、会社を辞めてしばらくしてから、当時住んでいた赤羽に図書館があることを発見したので、娘が産まれてから再び通うようになりました。もっとも私が自分で読みたい本を探す時間はほとんどなかったのですが、本も多くて充実している図書館だったので、何で今まで気づかなかったんだろうと思ったものです。北区には区内だけで15の図書館がありました。

それなのに、横浜には区に1つだけ!
バスで行けないことはないのですが、自宅近くのバス停から直通で行けるバスは1時間に1本。途中乗り継ぎをすればもっと本数は増えますが、当然料金も倍になります。図書館往復だけで交通費に1000円近くもかけたくありません。それに行くのが面倒になると、あまり借りたくならないのです。
移動図書館もあるらしいのですが、週に1度1時間。しかもこの移動図書館も家からそんなに近くないです。また、図書館代わりに「地区センター」にも本はおいてあるのですが、なにしろ少なすぎます。既に子供の絵本ですら「あまり借りたいと思う本が見つからない」状態で、娘は何度も何度も「しずくちゃん」ばかり借りたがってきます。

確かに今は、ワンクリックで「アマゾン」からも本を簡単に買えます。マーケットプレイスを使えばさらに安く買えます。でも、本屋さんや図書館で書棚の間を回りながら自分が読みたい本を探す魅力には勝てません。じっくり探して、図書館で借りて、本当に手元においておきたい本は買う、というのが本好きになるプロセスだと思うんだけど・・・
久しぶりに行った本がたくさんある図書館でしたが、やっぱり足しげく通うにはハードルが高そうなので残念です。