As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

個人情報

前回のブログにも書いたのですが、今や同窓会を開くのに「サポート会社」が関わってくる時代です。
「同窓会 サポート 会社」で検索するとたくさんの会社の名前が引っかかってきました。
同窓会を幹事さんだけの力で開催しようと思っても、公私共に多忙な毎日では十分な準備もできず難しいと思うので、こうしたサポートシステムが求められていると思うのですが、それだけでなく「個人情報の保護」が言われ始めてから、こりゃ行き過ぎじゃないかと思うような制限がされてきたような気がします。

私たちが子供のころ、クラス名簿が配られても誰も何も言わなかったでしょう。
高校の時には、生徒の名前に住所だけではなく保護者の名前や職業まで記された名簿が出回っていましたが、別に特別のことではなく他校でも同じような名簿がありました。そして、卒業アルバムや文集には住所が掲載されたと思います。高校の時に中学校の同窓会が開かれたのですが(思えば、中学の同窓会はこれっきり開かれたことがない・・・)当たり前のように文集や卒業アルバムを使って連絡をしていたように思います。それから、新聞には「高校合格者」「大学合格者」「国家試験合格者」などが掲載され、夜中に延々と千葉テレビで合格発表をやっていました。また、「サ○デー毎日の東大合格者名簿」なんてのは有名でしたが、それがあったために、「合格だったのかなあ?」とちょっと気になっていた人の情報が分かって、その後連絡が取りやすかった、というようなメリットもありました。もちろん、個人情報がオープンにされているための弊害というのも当然あり、どこで調べてきたのかよく分からないけど、塾や予備校から勧誘電話がしつこくかかってきたり、DMがバンバン入ったりということもありました。
でもまあ、今に比べると「おおらかな」時代だったようにも思います。

現在では、卒業アルバムに住所が載ってたりするのでしょうか?
名簿は配られませんし、最低限必要な連絡先(連絡網を回すために)として電話番号のみ書かれていたりしますが、それでも拒否する人の番号は載っていなかったりします。部活のOB会報などでも、これまでは卒業生名簿が定期的に届いていたのが来なくなりました。幼稚園の連絡網も、電話番号も配られましたが、基本的にはメールが来るそうです。
ちょっと行き過ぎている感は否めません。不必要なところまで保護し過ぎなくても・・・とも思います。

でも、昨日ずいぶんご無沙汰だったとある方からメールが。
その方は、赤羽にいたころ顔見知りだった方なのですが、転居後は全く連絡も取っていませんでした。
転居する際に挨拶のメールはしたものの、なしのつぶて。私の中でも忘れてしまったような存在でした。
久しぶりのメールなんて、何かしら?と思って開けると-
「ママ向けの○○講座を都内で開催するのでお知らせです。3回コースで24000円」
おそらくBCCによる一斉送信で不特定多数の人に送られた様子です。

・・・こういうメールをもらうと、個人情報保護の観点から、関係のなくなった人の個人情報(メルアドなど)をいつまでも利用しないで欲しいと思います。
その講座は、私の価値観では24000円かけて受講したいと思うものではなかったので。