As You Like It     ~気が向くままに~

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35の手習い

幼稚園の「お母さまの部活」ですが、昨日体験会に行ってきました。

ハンドベル部」です♪


私は結婚式の余興で新婦の友人たちがハンドベルを演奏しているのを見たことがありますが、一度やってみたいなあと思いつつも、機会がないままでした。
(ちなみに私が勤めていた会社では、1年下の後輩女子10人でまとめてハンドベルを購入し、結婚式か2次会では必ず演奏するのが恒例になっていました。が、その代も半数近くが退職してしまい、ベルがどうなったか気になるところです)

なので、幼稚園の部活にハンドベル部があると聞いて興味津々だったのでした。
先日のPTA総会の時に演奏を聞いて、私はシュタイナーのお人形のような手仕事よりは、音楽系の部活に入りたいなあとますます意志が固まったのです。

さて、本入部前の体験会には10人くらいのお母さんが集まりました。私のような新入園児の母だけでなく、年長さんのお母さんも多かったです。
先輩方の指導で、まずは恐る恐るベルに触ります。結婚式の余興用などに安価に買えるベルは「ミュージックベル」などというそうですが、本式のハンドベルはかなり高価なモノです!傷をつけないように手袋をして扱わなくてはいけません。ベルも、音域に合わせて大きなものから小さなものまで幅広くあり、低音部のベルは4キロもします。片手では持てません。

そして先生がいらっしゃいました。卒園生のお母さんでもいらっしゃいます。
先生の指導でベルの振り方、音の止め方など基本をやったあと、新人だけで「春の小川」にチャレンジです。
(幼稚園本体のようにオリジナルな曲ばかりではなく、ここでは「は~るのおがわはさらさらいくよ」で馴染みのある歌でした)
最初は全員で「片手に1本だけ」持って演奏開始。自分の番がいつだろうとドキドキしつつも、ちゃんと曲になったことに感動しました。

が、次に「両手に持って」始めると一転したのです。


右はどっち?左はどっち?右で鳴らした音を止めて左で次に鳴らして、どっちがいつ止めるんだっけ?あら、ここの音鳴らすの忘れちゃった…
一気に難易度アップ!みんなの顔から笑いが消えました。
私も明らかに自分が「挙動不審になっている」ことを感じていました。両手がヘンな動きをしたあげく、「ガチャン」とベルとベル同士をぶつけてしまいました。あちゃー…

その後チャレンジした「アメージング・グレイス」はさらに難易度アップです!
八分音符とか出てきた時点でアウトですね、もう。

「これは演奏ではなくて脳トレだわ」と誰かが言ったのがぴったりきました。


「友達の結婚式で、友達の会社の同僚がやってたハンドベル、あの時は内心『下手っぴだなあ』なんて思ってたけど、こんなに難しかったのですね。なんて失礼なことを、ごめんなさい!!」

それでもなんとか曲になったところで体験会は終了しました。

全体を通して「おもしろかった」ので、たぶん私はこのまま入部してしまいそうです。
バザーやクリスマスの時に子供たちの前で演奏するらしいですが「ママがやってる~」なんて喜んでもらえるのも幼稚園のうちくらいでしょうか。これが中学校とかだったら絶対やめてくれとか言われそうですね。