As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

氷室冴子さん・・・

Yahooニュースを見て、思わず「ウソっ!」と言ってしまいました。

<訃報>「なんて素敵にジャパネスク」の氷室冴子さん51歳
6月6日18時50分配信 毎日新聞

 氷室冴子さん51歳(ひむろ・さえこ<本名・碓井小恵子=うすい・さえこ>作家)6日、肺がんのため死去した。葬儀は10日午前9時半、東京都新宿区早稲田町77の龍善寺。喪主は姉木根利恵子(きね・りえこ)さん。

 北海道岩見沢市出身。大学在学中の77年、「さようならアルルカン」で小説ジュニア青春小説新人賞の佳作に入選してデビュー。平安時代が舞台の「なんて素敵にジャパネスク」シリーズが大ヒットし、80年代から90年代にかけて田中雅美さんらと集英社コバルト文庫で「コバルト四天王」と呼ばれ、少女小説を代表する一人として活躍した。他に「ざ・ちぇんじ!」「クララ白書」など。

懐かしいですね~氷室冴子さん。
コバルト文庫、今の中学生は読んでいるのかなあ?
女子の間でコバルト文庫が爆発的に流行したのは、やはり中学生の時です。
朝の始業前に「読書の時間」があったのですが、ほとんどの女子はコバルトを読んでいました。
久美沙織藤本ひとみ新井素子唯川恵さんあたりがよく読まれていたようです。

・・・私自身は、当時それほどコバルト文庫には興味がなかったんですけどね。

でも、周りの友人が読んでいて勧められたりすると、かたくなに拒んでいるのも「和」を乱してしまうようではないですか。なので、たまに読んでいたりしたのですが、

一気にハマってしまったのが氷室冴子さんの「なんて素敵にジャパネスク」だったのです。

続いて読んだ「ざ・ちぇんじ」もあっという間に読みつくしてしまいました。

なんか、それまでのコバルト文庫に対するイメージを変えちゃったような気がしたんですよね。
もともと私はそのころ古典文学好きな少女だったのですが、そのイメージとは一転してあの時代を恋愛ありサスペンスありの舞台に変えちゃったのが目からウロコだったのです。
結局、コバルト文庫で面白いと思えたのは「ジャパネスク」と「ちぇんじ」だけだったし、高校に行ってからはコバルト小説も読むことはなくなったのですが(結局氷室さんの作品もこの2作以外は読んでない)、氷室冴子さんって今は小説書いてるのかな?とたまーに思うことはありました。
氷室さんの作品を目にしなくなってから、相当の月日がたっていたのに、私の脳裏には強烈にインプットされていたようです。

まだ51歳の若さだったのですね。彼女の小説がもう新しく書かれることはありません。
ご冥福をお祈りいたします。