As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

目の診察のポイント

昨晩も撃沈でしたねー娘を寝かしつけたら朝になっていました。

さて、今日は半年ぶりの「ぶどう膜炎」の診察。

横浜市川崎市の移動なのにオソロシク時間がかかる通院です。

しかも、今日の予約は数ヶ月前に病院から連絡があり「担当医(教授)に会議の予定が入ったので外来予約時間を変更させていただきました」とありました。9時~10時で受付してくださいというのです。
…ということは、7時半過ぎには出ないとムリ?!

娘のお弁当だけ作り登園準備は水曜休みの夫に任せて出発しました。
ところが、駅まできたら「車両から不審な音が出た」とかで電車が動いていないのです!今から夫に車を出してもらってもバイパスが渋滞していて動きません。
幸いに10分ほどで運転再開しましたが、乗り換えも遅れるわ、急行はなくなるわで、これでは間に合わないかも?と思った時に夫からのメールがきました。
藤沢からロマンスカーに乗るといいよ。
かくして「箱根に行くわけでもない」のにロマンスカーに乗ったおかげでギリギリで受付に間に合いました。助かった~

診察室ではいつもぶどう膜炎を診てもらっている教授の先生の後ろにポリクリの学生たちがならんでいました。

まずは眼圧測定。
私:さっき視力検査室で眼圧を測ったら高めだって言われたんですけど。
教授:いや、機械で測ったのはウソだと思うよ。何度も測定しているから。機械はどうやって眼圧を測るんだっけ?
学生:風圧で測ります。
(眼圧測定の機械からは目に向かって風が吹き出してきて、どうやらその時の圧力?!か何かで眼圧を測定しているらしいです)

そこで、今度は機械ではなく眼科の診察台で手動で測定。教授は私の目に合うように測定のための器具を入れつつ。
教授:これはどういう原理で眼圧を測定していると思う?
学生:・・・・・(何か答えた)
教授:そうだね・・・(結局眼圧は正常値だったらしい。機械で測ったときは私の瞳が動いてしまい、正確に測れなかったのです)

では、次に。
教授:特に何か変わったことはなかったですか?充血とか。
私:いえ・・・確か目にばい菌が入ったとかで充血して目やにがたくさん出たこと以外はないです。
教授:それは全然問題ないでしょう。目の表面、角膜の充血は真っ赤になりますが、原因は?
学生:主に感染を疑います。
教授:そうです。角膜の充血の原因は感染が主です。しかし、眼球の方に炎症があって血管が拡張し充血を起こすとピンク色になります。眼科医にとっては、真っ赤な充血よりもピンクの充血の方が重大なのです。

気がつくと、モニターに私の目が写っています。
教授:さて、今日の問題は、ここに写っている点。何だと思う?
学生:・・・・・(何か答えた)
教授:これがぶどう膜の炎症です。しかしたった1つしかない。半年前も1つしかないから、これはさしあたって問題はないでしょう。

そして教授は私がこの大学病院にかかり始めてからのカルテをめくりました。
学生時代に発症した「ぶどう膜炎」の治療と経過観察は、当時炎症が治まったために就職を機に打ち切りましたが、産後コンタクトレンズを買いに行ったときにレンズ屋の診察でぶどう膜炎をまたも指摘され、現在の病院にかかることになりました。
結局、私の目の炎症は「薬を使うほどひどくない」のですが、わずかな炎症が数ヶ月単位で出たりひっこんだりをしています。当然この程度では自覚症状もなし。要加療ではないけど、要経過観察です。

というわけで、今回も「問題なし」次回の診察は半年後になりました。

最後に教授は、私の瞳孔を観察しながら学生たちに「あるもの」を見せようとしましたが、それはあまりにも私の眼球?水晶体?の端っこにあったので学生が見ることはできませんでした。

どうやら、私の眼球の奥?には「スノーボール」といわれる肉芽があるらしいのです。

これは、初診のときからずーっと存在していて、消えもしなければ大きくもなっていません。
おそらく、ぶどう膜炎と関係していると思われます。
スノーボールができる原因として、同じような肉芽が肺にできる「サルコイドーシス」という病気があります。だから、まずは肺の検査をするのですが、乳腺外科で定期的に肺のレントゲンを撮っていますが所見はありません。だから私のぶどう膜炎は、サルコイドーシスとは違うものであり原因は不明なんだろうとのことです。

毎回、この眼科の診察「散瞳処理」をします。終わった後で外を歩くのがキツイんですよねー。