As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ぎっくり腰疑惑

年中凝っている私の肩ですが、PCで書類まとめたりなんかするともうテキメンに凝ります。
それでもここ数回整体に通ったら「凝っても回復しやすい」状態になっていたのですがー

実は悲劇は昨日の「パンダフルライフ」の後に起こりました。

映画の後に入ったマックで、娘がトイレに入りました。
まだ1人で個室で用を済ませられないので一緒に入って、エラく狭い個室の中で5分以上しゃがんでいたのです。

ようやく立ち上がった時。
まるで腰にコルセットをはめられているような違和感を感じました。硬直していて曲げられないのです。いや、今腰を曲げたり屈んだりしたらおしまいでしょう。激痛とともに動けなくなることは間違いない…

「ぎっくり腰」という病名!?がすぐさまアタマに浮かびました。

今できることは腰を刺激しないようにそろりそろりと家に帰るのみ。つっぱり感と痛みを抱えた腰をごまかすように電車に乗りようやく帰りました。

夕食は急遽お弁当を買って済ませました。台所に立ったら料理のために「立ったりしゃがんだり」を繰り返すことになるーそれで決定的にヤバそうなことが起きる予感がありました。夫の学校も新学期が始まるので、ここで動けなくなるワケにはいきません。夜のうちに洗濯も済ませましたが、腰をかがめる作業は全て夫にやってもらいました。

なんで昨日ブログを更新できたかというと、デスクに座っているだけなら問題なかったからなのです。動かさなければー

そして湿布を貼って寝たのが良かったのか、朝起きると痛みは引き「違和感」程度になっていました。でもこんなことになったのは初めて(私は肩こり症ですが普段腰痛持ちではないので)なので、近所の整形外科を受診することにしたのです。夫からは整体やマッサージではなく「医師」がいるところで診てもらえと言われていました。

整形外科では腰回りのレントゲン写真を撮りました。骨折やひび、ヘルニアのような病気はありませんでしたが、私の骨盤は左右で大きく歪んでいました。おそらく姿勢が悪いんでしょう。そういえば小学生時代に「脊椎側彎症」の疑いをかけられたものの「治療するほどではない」とのことで放置してしまったせいか、今でも背骨は若干歪んでいました。骨盤もそのせいで歪んでいるんでしょう。

電気をかけて薬をもらって帰ったのですが、私にはもう一つ行きたいところがありました。
それが整骨院接骨院)」
ケガや痛みだったら整骨院がいいよ、マッサージもしてもらえるし健康保険がきくんだよ。という話を聞いたことがありました。単なる肩こりだったら保険は効きませんが、整骨院の診療科目には「ぎっくり腰」と書いてあるので今回は診てもらえそうです。

こうして生まれてはじめての整骨院へ。


マッサージルームとおなじようなベッドがたくさん並んでいて、うつ伏せになりました。
整骨院の先生(柔道整復師)は、マッサージ師さんみたいに背中を触診すると、「普段から体が固い→肩こり→背中の筋肉まで張っている→トイレでの有り得ない姿勢がきっかけで筋肉が硬直してぎっくり腰のような痛みを引き起こしたのでは?」とおっしゃいました。
痛い部分は腰というより背中の筋肉で、今回は肩からつながっている背中の筋肉が肩こりにより影響されていたことも関係あるでしょう。無理な姿勢をとったことで一気に痛みが出たのです、との診断でした。
それから、たっぷりマッサージしてもらったのですが、保険がきいて860円の診療代は魅力的でした。
もともとの肩こりについては外傷ではないので処置しません。筋肉の張りは戻っていないので治ったように感じても数日間は無理しないでくださいとのことでした。なので今日までは大事をとって家事を放棄することにします。
整形外科との診察も合わせれば、痛みを接骨院で見てもらうのもなかなかいいと思いますよ。

それにしても、ここ数年で身体のガタをとみに感じるようになって来ましたね。

ところで。

これまでなんともなく扱ってきた腰痛も、乳がんを経験していると「ドキッ」とすることがあります・・・まさか、骨に?!と不安が掠めた経験は私も何度もしています。
今日行った整形外科でもらったプリントにも、ぎっくり腰の原因はほとんど軽症のものだけれど、中には転移性骨腫瘍のために起きることもある、と不安になる一文がありました。

春の再発の勉強会の際にも話題になりましたが、乳がん経験者が気をつける腰痛は、
・痛みがずーっと持続している。日増しに痛みが強くなる。
・動かした時だけでなく、安静時にも痛みが強い。
・骨転移の場合、しびれ感が症状として出ることも。
・腫瘍マーカーの増大
・痛みが強いときは、一般的な整形外科でもレントゲンを撮った場合に骨に何らかの初見が写ることが多い。要精密検査となる。

そうでない場合、痛みが強くなったり軽減したりを繰り返したり、明らかに動かす時に痛む場合には原因は他にあると思いますので、極度に不安を持たなくても大丈夫そうです。どうしても心配なら整形外科や乳腺外科の主治医に相談してくださいね。