As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

虫歯の治療

今日から本格的に始まりました。
痛かった時は、あれほど痛かったのに処方された抗生物質を3日間飲み終わったときには痛みが消えていました・・・さすが、薬の威力。

まずは、前回の治療の時に詰めた金属をはずして中の様子を見ます。
さっそく、歯医者さんといえばこの音「キュイーン!」というドリルが回り始めます。
「たぶん、ひびくくらいかと思いますから、痛くはないと思いますよ」と先生がいったそばから、
痛い!しみる!この状態で削り続けるのは耐えられない!
どうやら手をバタつかせたのをみて先生は「まだ神経が生きていたのですね。では麻酔をしましょう」
治療する歯の周辺に、麻酔を何本も打ちました。
歯医者の麻酔って、直接歯茎に注射するでしょー、あの針が最初に刺さった時の痛みはかなりのものですね・・・萎えますよホントに。(もっとも、麻酔薬なので痛いのは最初だけですが)

しばらくおいて、麻酔が効いてから削りを再開。金属を取り出し、なんだかよく分からない器具を口に突っ込んで、神経の処置を始めました。
ゴシゴシと何かしごいている様子です。時折助手さんが先生が私の口から取り出した血の付いた綿のようなものを捨てに行っています。処置が終わると、細菌感染を防ぐ薬を詰めます。さらにその上からパテのようなもので蓋をしましたが、処置は1回では終わりません。これから数回は通って何度も薬を詰め替えます。完全に神経が死んで除菌できたと思われたら、詰め物を再び入れます。

おそらく私が今受けている治療は、根管治療というものです。
http://www.dentnavi.net/treat/traet_caries/caries3.html

実は、この歯でこの治療は、数年前(おそらく2002年か2003年)に受けているのです。
初回治療は、中学生の時。このときは、いわゆるありがちな初期虫歯の治療で、けずって白い詰め物を入れて終了しました。
その時に治療した数本の歯(奥歯)の虫歯が、大人になってからことごとく再発してしまいます。
そして集中的に再治療をしたのですが、さらに大きく削って金属を詰めたり、根管治療をして金属を詰めたり、結局抜歯するしかなくなったものもあります(←例の、脳転移疑惑をかけられ、MRIまで撮って発見された虫歯)
でも、今かかっている歯医者さんは「神経も残っているし、この歯は根管治療まではしていないでしょう。そもそも、今回とったレントゲンでは、根管治療をした形跡のある歯が見当たらないんですよ」

神経を抜き、薬を何度も詰め替え、さらに金属を詰めたら、もう治るだろうと期待をさせる虫歯の根管治療。
でも、この治療には限界があり、かなり多くの人が治療後に再発(今回みたいに炎症が起きて痛くなる)してしまうのです。私の場合、奥歯の根っこに感染している細菌が上顎洞にまで侵入してしまい、上顎洞炎になってしまったのです。とはいえ、神経にまで達した虫歯の治療はフツウ根管治療しかないらしく、治療を何度も繰り返しながら、どこまで持たせるかということになってしまうようです・・・・

「先生、今回痛くなった虫歯は、歯をきちんとみがいてないとかそういうのが原因なんでしょうか?」と聞いたところ、違う答えが返ってきました。

「歯の表面の虫歯や歯肉炎、歯槽膿漏は歯磨きがきちんとできていなかったりすることが原因ですが、奥歯のこの痛さや炎症は、磨き残しが原因ではありません。前回の治療で、金属を詰めてしばらくはおとなしかった虫歯の細菌が、金属と根の空間で再び活発になってきたから、炎症を起こしたんですよ。こうやって薬を入れて除菌しても、本当に全ての菌を取り除けたかどうかは分からないのですから」
今回の治療のきっかけになった「歯性上顎洞炎」はこちらです。。
http://www.ha-channel-88.com/sinusitis/

そうなんです・・・一度虫歯は進行し始めたら、もはやハミガキとか初歩的なことでは、その進行を止めることはできないのです。治療しても治療しても、ムシバイキンはよみがえることがあるのです。
恐ろしやー、虫歯!

ちなみに、数年前も「虫歯が痛み始める数週間前から肩こりがひどかった」のですが、今回も8月ごろから右の肩こりが激しくて、特に腰痛を起こしてからは一層ひどくなっていました。腰痛との絡みで肩こりもひどいのだと思っていましたが、虫歯の治療を始めたら肩こりがおさまっています。
やはり、虫歯と肩こりには何か関係があるようです。