As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

すべてあるがままに

9月から「フォーカシング・アドバンスコース」の受講を始めています。春に受講したベーシックコースのメンバー4人がそのまま残りました。クラスの雰囲気もだいぶ和やかになってきました。

そもそもは、まだ寒さが厳しかった時期にパルシステムのカルチャースクールで「心の整理法」を受講したのがフォーカシングと本格的に出会ったキッカケでした。その前に産業カウンセラー協会主催の講演でフォーカシングについての話を聞いたことと結びつき、昨年春に産業カウンセラーの資格を取ってから初めて「これは深めていきたい」と思った分野でした。短期間で問題解決を図ろうとする療法とは違うけど、「カラダで感じる」ことから自分の心とじっくり向き合う方法「すべてあるがままに」認めることが変容へ導く唯一の方法だという考えなどが私に合っていました。そして、私がこれからもがんと向き合う人々と会う時にきっと生きてくるのではないかと思ったのです。

ベーシックコースは「自分でできる心の処方」をキーワードにまずは自らフォーカシングできるように、カラダで感じることを何度も体験しました。それでもなかなか本に書いてあるようなフォーカシングはできないのですが、3ヶ月かけて「思考する」→「あるがままに感じる」方へシフトしていきました。人は自分のすることにも相手のすることにもついつい理由を探してしまう、考える、空気読むことは大切なことだけど、考えるが故にツラくなったり人間関係がギクシャクしたり…理由を探さず、あるがままに認めよう…それってなかなか難しいけど、できるようになると生きるのがラクになります。

そして始まった「アドバンスコース」では自分のフォーカシングよりも相手のフォーカシングを聴く「リスナー」の実習がメインとなってきました。
カウンセリングの聴き方の基本は「傾聴」産業カウンセラーの実習でも散々特訓してきました。これに加えてフォーカシング的な聴き方をしていくのですが、ただフォーカサーに付いていくだけなのに難しいんです。話すよりも「きちんと聴く」って本当に難しい。アドバンスコースの実習ではフォーカサーとリスナーを繰り返していきますが、1つ1つ大切に体験を重ねていきたいと思います。

*フォーカシングについて、どんなこと?って知りたい方への参考文献はこちらです。

「やさしいフォーカシングー自分でできる心の処方」
「フォーカシング・ニューマニュアルーフォーカシングを学ぶ人とコンパニオンのために」

いずれもアン・ワイザー・コーネル著、星雲社・コスモスライブラリー

私が今読み進めている本は「すべてあるがままにーフォーカシング・ライフを生きる」(同じくアン・ワイザー・コーネル著、星雲社・コスモスライブラリー)です。とは言っても本を開くと睡魔に襲われるんですけどね(笑)