As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

レッドクリフ PartⅠ その2

イメージ 1

いきなり全然違う話ですが、再来年の大河ドラマ福山雅治さんが主役だそうです。坂本竜馬

今の玉木宏さんバージョンもなかなかいいけど、どんな竜馬になるか楽しみよ~!そして誰が西郷どんで大久保どんで小松帯刀なのかも?!ああ、その前に妻夫木聡くんが大河の主役だけど。

さて、日本の話はここまでにして。本題に行きます。


映画の冒頭、いきなり日本語のナレーションから始まったので「え?吹き替え版?」とビックリしてしまったのですが、これは日本オリジナルの映像で、ビギナー向けに時代背景と主要な登場人物、勢力図などの解説となっているのです。もちろん知識はある程度あったほうがすんなり話に入り込めるかと思いますが、三国志は初めて、という人もそんなに心配しないで。

~あらすじ~
はるか昔の中国で、後漢王朝の丞相として絶大な権力を握る曹操チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、劉備軍の若き天才軍師・孔明金城武)と呉の孫権に仕える総司令官・周瑜トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだった…

話は赤壁の戦いより幾分巻き戻り、劉備軍が曹操軍に追いつかれて敗走するところから始まります。
いきなりの合戦シーンのド迫力の中に引きずり込まれていくのです!
日本の合戦シーンに比べると、さすが中国、少々エグさを感じてしまう部分もあるのですが・・・
でも、劉備玄徳の元に集まった主役級の武将たち、まるで漫画や人形劇から抜け出してきたみたいにダイナミックな個人プレーを見せてくれます。それはまるで「ファンサービス」かも。
関羽張飛、そして白馬に乗った王子様のような趙雲

もう、ホントに「そのまんま」なんですよ!それだけでワクワクです。懐かしい♪


迫力に圧倒されている夫に「ねえ、話ついていけてる?あれ、関羽だから。中華街にいる人よ」

激しい合戦が続く中、ただ一人鎧には身を包まず、悠然と登場したのが軍師・諸葛孔明です。
トレードマークの扇を優雅に振りかざすその姿。その視線。金城武、素敵すぎる!

完全にやられました。私、いきなりやられちゃいました、って感じです。

(ほんの数日前まで、福山雅治って言ってたのはどこの誰だよ・・・あー、ごめん)

やられまくっているのはいいけど、まだまだ話は序盤戦。
そうなんです。孔明曹操と立ち向かうためには呉との連合軍との結成が不可欠、と孫権を説得に出向きます。居並ぶ老臣の前で自説をとうとうと訴える孔明。しかしすぐに結論は出ない。
孫権を説得するには、もう一人お会いにならなくてはならない方がいらっしゃいますー

ああ、早くトニー・レオン、登場してください!!


その一軍は、後に戦いの舞台となる赤壁で演習を続けていました。
中村獅童演じる呉の武将の甘興、中国語のセリフもワイヤーアクションも、すごくがんばっていたと思います。そして、後姿ばかり写していた総司令官こと、トニー・レオン周瑜がついに振り向きました。

キター!!って感じです。ああ、金城武といい、どっちがいいんでしょう?!いや、どっちもか。


物語は、この後は少しテンポを落として進みます。
まあ、いろいろエピソードがありまして、それで連合軍ができるんですわ。

物語に花を添える女性陣も紹介されます。
孫権の妹、尚香を演じるのはヴィッキー・チャオ。「少林サッカー」であんな悲惨な顔をさせられていたのに、ホントはこんなにキレイで演技も華やかなんです。そして、この映画の鍵を握るのは絶世の美女で周瑜の妻・小喬。映画初出演となるリン・チーリンさんは台湾のモデル出身です。
そして、まずは本番の戦いの前に、前戦のような陸上戦をやるのです。そのシーンで「九官八掛の陣」というのが出てくるのですが、かなりの時間を割いてます。

やっぱり迫力がすごいんですよね。大画面できますから。
集団プレーも、個人プレーもしかり。ただ、ちょっとCG使いまくり?!って感はありますが。それに、ここまでこれで引っ張る?!とも。

それから、今回の敵役となる曹操なんですが、物語のプロット上仕方ないのかもしれませんが、単なる暴君に書かれすぎてない?という気がしました。曹操ファンだったら、こりゃあ納得いかないかなぁ。
それに、戦いの動機も「それでいいのか?!」って思えるのですが、これは「三国志になじみのない欧米でもある程度のヒットを望みたいために、あえてこういう形にした」という話もちらりと聞きました。

序盤戦となる戦いが終わり、いよいよ両軍が川の両岸に対峙し。
どうやって勝ちに行くのか、孔明周瑜の知略が光る。
決戦の火蓋が切られようとするその時、唐突に字幕画面に変わりました。

To Be Continued・・・


そして「エンドロールの後、PartⅡの予告をやりますので、最後までご覧ください」の文字が。

いや~分かっていながら見ているんだけど、もうドキドキ。
そして、金城武の視線と扇にクラクラ。
久しぶりに「手に汗握って」エキサイティングに鑑賞しました。
「あー」「ええ~」「ウソー」などなどつぶやきまくってしまったような気がします。
そして、なんと「パンフレット売り切れ!」ひどーい。
パンフレットが売り切れてたなんてこれまで経験ないです。
後日夫が娘と「プリキュア」を見に来たときに買っておいてもらおう。

で、PartⅠだけでは、まだまだトニー・レオン周瑜の魅力が半分も出ていない・・・!
11/10号の「AERA」にも、「PartⅠのトニーの武将ぶりは焦らされている感じ」とあります。
トニーはこれだけでは終わらないはずです。PartⅡはいよいよ決戦の時、トニー演じる周瑜の魅力がどこまで引き出されるのか、それを期待しつつ、でもPartⅡの公開は来年4月。
それまでモチベーションを保つことができるのか、こうご期待?!です。

最後に、二丁拳銃は出てきませんでしたが、白い鳩はちゃんと空を舞います。