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旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

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前売り券をゲットしてあったので、娘と一緒に見に行きました。
動物園がテーマの映画とあってか、他にも幼児連れのお客さんがチラホラと目に付きました。


動物の生態をそのまま見せる“行動展示”で一躍話題となり、今や日本一の入園者数を誇る北海道・旭山動物園の奇跡と感動の物語を映画化。閉園の危機に追い込まれながらも、全国有数の人気動物園へと復活させた園長と飼育係たちの奮闘を描く。
1992年、入園者数が減り続け閉園を迫られていた旭山動物園に新人飼育係の吉田ツヨシ(中村靖日)がやってくる。赤字財政を抱える中、園長の滝沢(西田敏行)は動物園を建て直そうと日々奔走していた。動物たちの習性や特徴を飼育係が直接入園者に説明するなど、自分たちでさまざまな試みを工夫するうちに、市民の支持を取り戻していくが……

旭山動物園、子供のころに読んだ本で「冬になると閉まっちゃう動物園があるんだ!」とビックリした記憶があります。それがここ数年、入場者数がどんどん増えていて、とにかく面白い動物園だと聞きますよね。東京発の北海道ツアーにも旭山動物園が組み込まれているものが多いです。
私が去年「旭山動物園に行ってみたいなあ」と言ったら夫に横浜市民なんだからズーラシアに行け」とスルーされましたが(笑)

で、映画の感想ですが。まずはとにかく動物たちの表情がよかったです♪

ゾウ、ゴリラ、トラ、ライオン、シロクマ、チンパンジー、アザラシ、ペンギン・・・出演動物はみんなサーカスなどで芸を仕込まれている動物なのかと思ったら、自然の姿(動物園の動物)を撮影していてそのまま撮ったものだと。動物ってこんな表情を見せてくれるんだー、こんな生き生きした動物たちを見ることができるのなら、ますます旭山動物園っていつか行ってみたいなあ、という気持ちになりました。
そして、閉園の危機に立ち向かう園長と飼育係たち。園長役の西田敏行さんの演技は暖かかったです。また、飼育員さんたちも個性的で、動物園の裏方ではもったいないくらい。動物と自然を愛する気持ちが自然と伝わってきました。ただ、エピソードは現実にあったものを取り入れアレンジを加えて映画のストーリーにしているそうですが、ちょっとベタな感じというか・・・いつの間にか急に危機を脱していて、え?あれ?もう話終わってるの?って感じもありましたでしょうか。

ちなみに、監督のマキノ雅彦さんとは津川雅彦さんのことです。そして、この映画をめぐっては実はこんなニュースもありました。

俳優・津川雅彦(68)が23日、「マキノ雅彦」名義で監督した映画「旭山動物園物語」(2月7日公開)のトークショー付き試写会を横浜市内で開き、同作がR-15指定となる“危機”だったことを明かした。

“問題シーン”は、なんとゾウの交尾の映像。北海道・旭山動物園が開発した「行動展示(野生で暮らしている動物の姿を再現する展示方法)」をわかりやすく表現する手段として、マキノ監督はエンドロールでゾウの交尾シーンを使ったという。しかし、映倫管理委員会の審査でこれが問題となり、交尾シーンを0・5秒以内にしないとR指定がつくとイエローカードを受けた。

同作は、ペンギンやアザラシなど愛らしい動物たちが多く登場。子供たちも含めた全世代を対象にした作品だ。結局、マキノ監督は泣く泣く同シーンを0・5秒以下にカットすることで“指定解除”となった。

マキノ監督はトークショーで「捕食と生殖活動は生きるための大切な原動力。人間と違ってまじめなものなのに」と憤慨しながらも「完成した作品は動物たちの奇跡的な姿がいっぱい」と、無事鑑賞が可能となった15歳以下にもPRしていた。

うーん、ゾウの交尾ねぇ。見終わってしまうと「そんなシーンあったか」くらいにしか思い出せないのですが。個人的には昨年の「パンダフルライフ」で大勢の動物園関係者が見守る中でのパンダの交尾シーンの方が強烈に残っていますが・・・

ちなみに、映画が終わって娘が「動物たちみんなかわいかったねえ」と言うので私が「どれがいちばんかわいかった?」と聞いたら「パンダ」と即答されました・・・

そして「パンダのいない旭山動物園より、パンダのいるアドベンチャーワールドの方がいい」と。

旭山動物園への旅が実現するのは、まだまだ先になりそうです。