As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

占いとカウンセリング

いやあ、まずは。
今日の渡鬼、ついに告白しました。いかにもセットな作りのゲレンデが目の前に広がるホテルで。
宇津井健さんだから似合っているような。先代大吉さんがこのようなシチュエーションで告白、ってのはあんまりイメージ沸かないんですけどね。

という話はここまでにしておいて。

今日は幼稚園のママさんたちとランチをしていたのですが、その時の話題で
「悩んで決められないことがあって、占い師のところに相談に行ったの」
という話が出てきました。
もちろん詳細なことはここでは一切書きませんが、私はその話を聞いたときに、産業カウンセラー養成講座を受けていた時のとある講師の言葉を思い出しました。
「悩んでいるヒトが10人いたとして、カウンセラーのところに行くのはそのうち1人です。残りの9人は占い師のところへ行きます」と。
カウンセリングというのはやはり心理的なハードルが高いということなのでしょう。
社内に相談室があったとしても、いくら相談内容が外に漏れないとしても「相談室へ行った」ということは周囲に知られてしまうのでそれはイヤですよね。
カウンセリングでどんなことをしたいのか、というよりも、カウンセリングに行くということだけで当事者にとっては大変な心のエネルギーを使います。

占い師は・・・それよりは気軽に行けそうな気がします。
遊び心の要素も混ざっているからでしょうね。悩んでいなくても、行ける場所だからかも。
また、占い師ははっきりとサジェスチョンをしてくれます。カウンセラーはそういうことはしません。
カウンセラーは話を聴くプロではあるけれど、特に傾聴をベースにおいたカウンセリングの場合、カウンセラーが支持的にクライエントの変容をうながすことはしないと思います。クライエントが自分の力で変わっていくことを支援するのですから。
でも、カウンセリングとはそういうものであると知らず、何らかのアドバイスをもらえることを期待してカウンセラーを尋ねる人は多いと思います。あれ、何か違うぞ、と思ってしまうでしょう。それにクライエントが変容するまでには時間が必要です。一方、占い師は何らかの方向性を示してくれるでしょう。それが当たっていればクライエントの信頼は一層厚くなると思います。

そういえば、いつぞや私も占いを仕事としている人に、何も話していないことを次から次へと言い当てられて、ビックリしたことがあります。これは、カウンセリングより占いのほうが信用できるかも、と。

うーん、何だかよくまとまりませんが、カウンセリングと占い、正反対のものに見えるけど、どちらもクライエントの心に働きかけるだけに難しいものだとぐるぐる考えてしまいます。