ある公爵夫人の生涯
私、こういうの好きなんですよね。衣装が素敵な貴族モノ。
最も裕福な公爵の一人、デヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)に嫁いだ17歳のジョージアナ・スペンサー(キーラ・ナイトレイ)。聡明(そうめい)で美しい彼女は公爵夫人としてイギリス中の人々に愛されるが、夫のデヴォンシャー公爵はジョージアナに男子の後継者を生むことだけを望み、自身は離婚歴のある女性との愛人関係を続ける。 故ダイアナ妃の祖先にあたるデヴォンシャー公爵夫人のスキャンダラスな実話を映画化。華やかな生活の裏で、夫の無関心や裏切りに苦しみながらも、自身の信念と愛を貫こうとしたジョージアナ・スペンサーの生涯を描く。主人公のデヴォンシャー公爵夫人を演じるのは、『つぐない』のキーラ・ナイトレイ。故ダイアナ妃を連想させるドラマチックなストーリーはもちろん、古城でのロケーションや絢爛(けんらん)豪華な衣装も見どころ。2009年アカデミー賞(衣装デザイン賞)受賞。
故ダイアナ妃を出したスペンサー伯爵家に200年前に生まれたジョージアナ。17歳の彼女が嫁いだのは名門中の名門貴族、デヴォンシャー公爵。若くて美しく、知性ある公爵夫人、ジョージアナは社交界の華となり、誰からも愛されます。でも彼女をただ1人愛さなかった人がいたーそれは夫のデヴォンシャー公爵その人…
結婚の義務は!?目的とは!?それは世継ぎをもうけることだけ。ジョージアナは親友であり夫の愛人であるエリザベスとの奇妙な同居生活を送ります。夫が外の愛人に産ませた娘を我が子のように育てます。
そして彼女が本当の愛を見つけた時ー夫は決してそれを許しませんでした。子どもたちの思いを感じたジョージアナは公爵のもとに帰る決心をします…
そして彼女が本当の愛を見つけた時ー夫は決してそれを許しませんでした。子どもたちの思いを感じたジョージアナは公爵のもとに帰る決心をします…
豪華な衣装と華やかな世界に身をおきながら、悲しみに包まれたひとりの女性、でも彼女は自分の人生を筋を通して生ききった。歴史に生きる彼女の強さを感じました。
そして、この手の映画ではいつも男性陣がイケてないのですが、今回のデヴォンシャー公爵も何かを憂いて心を閉ざしているさまがまた良かったです。この時代の男性のバッハみたいなあのくりくり頭ってカツラだったんですね(笑)