As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

最強!クリーニング屋のおばちゃん その2

さっきYahoo!ニュースに「呉-松山間フェリー廃止」とニュースが出ていました。それを見て
「はて?松山から中国行くのか?!呉ってことは上海あたり?」とウカツに一瞬でもマジメに思ってしまったワタクシ。呉(ご)じゃないったら・・・広島県呉市(くれし)でしょうよ!!
松山と広島の間はフェリーや高速艇が頻繁に出ているのを忘れたの?(それも1000円高速道路のせいでかなり深刻な影響を受けていますが・・・)

もういいかげん「レッドクリフ」から目覚めるのよ!トニーみたいな周瑜は今の時代にいないの。

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では、気を取り直して続きをいきます。

くだんのクリーニング店から「バースデーサービス 5月中は25%オフ」のハガキが来ていたので、冬物すべてまとめて持っていくことにしました。夫のスーツや礼服にコートやスラックス、セーター類などかなりの量になり、えっちらおっちらと担いで行きました。すべてまとめて済まそうと思い、夫が礼服や改まったスーツを着る日が終わるまで待っていたのです。

店に着いた時刻は6時10分。
おばちゃんは「ああ、キャンペーンのハガキ持ってきたね。6時半までに終わらないと困るんだけど」と私を見て言いました。
そのくらいのセリフ、もう慣れてるわよ。

そしておばちゃんは「全部分別して出しなさいよ」と言いながらカウンターとは別の場所で別の作業を始めました。
私は自分で持ってきた服を礼服、スーツ、スラックス、コート…と分けていきました。
するとおばちゃんがやってきて「それはトレンチコートでしょ!オーバーコートと一緒に置かないで」とか「コートのライナーは外しなさいよ。洗ったって意味ないから。ほら、外してないじゃないの!」とお小言を言ってきました。
これまで毎年コートをクリーニングに出してきましたが、店先で自分でライナーを外したことはありません…

おばちゃんはレジに一枚ずつ出した衣類を打ち込んでいきました。
そうこうしていると、次の女性のお客さんがやってきました。まだ余裕で閉店の6時半には間に合います。
ところがおばちゃんは新たなお客さんに向かって「ダメダメ!もう終わりだよ」と言いました。
ビックリしたのはお客さんで「だって、まだ閉店時間になってないよ」と言いました。おばちゃんは「彼女(私のこと)が終わるころには6時半過ぎてるでしょ」と一言。
「それはないでしょう?誰だって閉店時間になっていなければ大丈夫だと思うわよ」お客さんに言われておばちゃんはしぶしぶ受け付けると言いました。

さあ、私が持ってきた大量の衣類の分別が終わりレジに打ち込んだのが6時25分。

おばちゃんはレジを打って「1万8000円」と高らかに言いました!


え?おかしいな。確かに足りるようにお財布にお金入れて来たんだけど…
私の財布には1万8000円は入っていませんでした…orz
おばちゃんは1万8000円と連呼しています。そして「お金足りなきゃムリだね」と一言。
「だったらお金降ろしてきますから。すぐそばにATMあるし」と私が言うとおばちゃんは「ダメダメ!6時半過ぎちゃうよ」
「明日払うってのはダメなの?」ともう1人のお客さんが加勢してくれました。
「ダメだね。当日払ってもらわなくちゃ」とにべもないおばちゃん。そして彼女は私に衣類を返そうとし始めました。

「私がいるからお金降ろしておいで」ともう1人のお客さんが言ってくれました。おばちゃんはしょうがないなぁという表情ながらも納得してくれました。あの時お客さんがいなかったら私は全部の服を持ち帰っていたことでしょう。

2分後。私はカウンターに2万円を置きました。「これでいいですね」


するとおばちゃん、

「あ、奥さんこのハガキ持って来たんだね。忘れてた。えっと、25%引いてと。1万3500円」


「だったら持ち合わせありましたよ!」


全身脱力感満載ですー

「なんだ、足りたんだね」ともう1人のお客さん。

おばちゃんはカウンターの万札を見て言いました。

「2万円じゃなくて千円札出してくれない?持ってるんでしょ」


ハイ!ワタクシのKO負けでございます!おそれいりやした~

その後お店に控える伝票と私が受け取りの際に持って行く伝票の突き合わせ作業もやってからようやく店を出ました。

誰かあのおばちゃんに勝てる人はいないのか!?

いや、彼女は勝ち負けなど超越した世界にいるに違いないー(完)