As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

意外なる副作用

そして喘息外来について。
治験終了後1ヶ月、薬はいつもの吸入ステロイドに戻っています。呼吸機能はたいして変わっていませんが、先週あたりから急に涼しい日が増えて鼻炎の症状が出ているので、その分の薬を出していただきました。

インフルエンザのワクチンについては、喘息患者さんも優先的な接種の対象にして欲しいと働きかけているそうですが、まだいつから接種できるのかは全く不明だそうです。とりあえず近所の医院にワクチンが入荷したら早めに受けること、新型だけじゃなくて季節性インフルの接種も望ましいこと、もしインフルエンザにかかった場合は、すみやかにタミフルリレンザによる治療をすることと言われました。

「ところで治験薬を使っていた時、生理不順になりませんでしたか?」と先生は突如聞いてきました。

「生理不順はあまり感じなかったですが、実はアンプルの吸入中は、ずっと体調があまり良くなかったです。ちょうど蒸し暑い時期だったので、夏バテかと思ったりしましたが、治験が終わってしばらくしたらあまり感じなくなりました」

寝込むほどではなかったけど、7月はなかなか体調がすっきり良い日がありませんでした。

立ちくらみ、脳貧血みたいなふらつき、そうかと思えばのぼせ感や頭痛など、夏はこんなに調子悪かったっけ?と思えるような体調不良の日々が続き、養命酒を飲んだりドリンク剤を飲んだり、お試しで鍼を打ってもらったりしました。水分補給が足りないんじゃないかと言われたり、のぼせを防ぐために首を冷やしたり。微熱が出たこともありましたねぇ。自律神経失調症になっちゃったのかしら?と。

そして私は密かにこの体調不良は単なる夏バテじゃなくて治験薬の吸入のせいじゃないかと思っていたのですが、もともと乳幼児用の薬だったものにそんなに副作用があるのだろうかと自信が持てなかったのです。

そして、8月1日に治験薬の使用が終わり、終わったばかりのころは体調も不安定だったのですが、気がつくと(長野旅行のあたりから)フラフラすることが少なくなっていったんですよね・・・
「あの治験薬は、普段処方しているものよりもバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)が高いのです。アンプル剤をネブライザーで吸入したら、相当肺の奥にまで薬が到達して、局所の作用ではなく血中にのって全身作用を及ぼす可能性があると思っていました。治験に参加してくれた患者さんで、生理不順になった方がいるのです。ステロイドは副腎皮質ホルモンですから、ホルモンと似た作用が全身症状として出てもおかしくないのです」

「やっぱり体調不良は単なる夏ばてじゃなかったんですね。ネブライザーを使ってアンプル剤を吸う前、ドライパウダー製剤の時は特に何も感じませんでした」
「やっぱりね・・・治験のときは気がついたことをいろいろ聞かせて欲しいのです」

やっぱり、治験にはいろいろな事象が出てくるものですね。
この薬が近い将来認可された時、アンプル剤は使わないようにします。