As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

国産のフランス菓子

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ようやく、連休前日になりましたよ~というわけで、ベターホームに行ってきました。

今月は、ダックワーズとなめらかプリンを作りました。

ダックワーズって、ヨックモックかどこかの焼き菓子の詰め合わせに入ってたよね?!くらいのイメージしかなかったのですが、結構奥が深いです。
ダックワーズの生地は、卵白を泡立てたメレンゲに、アーモンドプードルや小麦粉を混ぜた粉類を混ぜ合わせて天板に搾り出してから焼きます。焼きあがった2枚の生地の間にクリームを挟むのですが、今回はコーヒー風味のバタークリームを挟みました。

バタークリーム、というとこれまた時代を感じてしまうのですが(子供のころ両親が親類の結婚式やら祝いの席に呼ばれて持ち帰ってくる引き菓子のケーキはバタークリームで飾ってあって不味かった記憶がある・・・が、近年あの美味しくないクリームでデコレーションされたケーキにお目にかかる機会は滅多になくなった・・・)本当のバタークリームは、無塩バターと卵黄で作られた美味しいものなのです。
今日作ったバタークリームも、それだけで舐めてみたのですが、思ったより軽い食感で美味しかったです♪とはいえ、ダックワーズの生地にサンドしたら美味しいけど、スポンジケーキの上に生クリームよろしく飾られていたらやっぱりキツイかな・・・

そして、もう1つのメニューであるなめらかプリンですが、ダックワーズの生地に大量の卵白を使ったので、卵黄を使ってプリンを作りました。なめらかプリンの普及における「パステル」の貢献度はもう絶大ですよね。
普通のカスタードプリンでは、全卵と牛乳を使いますが、なめらかプリンは卵黄と牛乳と生クリームを使うことにより、一層のコクをだしています。加熱する時はごく弱火で蒸すのですが、私たちのテーブルは若干火が強すぎたために、プリンに少しだけ気泡が入ってしまいました。それでも美味しかったのですが、師範台で作られた「す」の入っていないプリンを試食させてもらったら「なめらか」さがずいぶん違いました!プリンは教室で食べて、ダックワーズを持ち帰りとなりました。

1年間の「お菓子の会」もいよいよ来月で最終回となります。


ちなみに。
ダッグワーズは日本で生まれたフランス菓子。
福岡にあるフランス菓子16区の三嶋シェフが考案したそうです。
もともと、ダックワーズのアーモンド生地は生菓子として、あるいはアントルメの底に敷く使われ方をしていました。これを和菓子の最中に相当するものにできたら・・・と三嶋さんは考えたそうです。
今ではフランスでもダックワーズが作られているようですよ。