As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

HACHI 約束の犬

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先ほどから外の様子がすごいです。雨戸が閉まっているのですが、叩きつけるような雨音がしてきます。
ミクシィを見ると、近隣の学校も幼稚園も休校が決まってて、ウチもおそらく明日の朝園長発信の「休園メール」が来るものと思われます・・・
伊勢湾台風以来とも報道されている今回の台風、十分注意されてくださいね。

さて、今日雨がひどくなる前に近所の映画館にまたも遅れてやってきたこの映画を見てきました。


アメリカ、郊外のベッドリッジ駅。寒い冬の夜に、迷い犬になった秋田犬の子犬を保護したパーカー・ウィルソン教授(リチャード・ギア)は、妻ケイト(ジョーン・アレン)の反対を押し切って子犬を飼うことに。首輪のタグに刻まれていた漢字から、ハチと名づけられた子犬は、パーカーの愛情を受けてすくすくと成長していく。
渋谷駅で毎日仕事帰りの主人を迎え、亡くなってからも待ち続けるハチという名の実在した犬の物語を舞台を日本からアメリカに移し映画化した感動物語。一人の大学教授と彼に育てられた飼い犬の心温まる愛ときずなを描く。監督は『サイダーハウス・ルール』のラッセ・ハルストレム。主人公の教授を『最後の初恋』のリチャード・ギア、その妻を『ボーン・アルティメイタム』のジョーン・アレンが演じる。国境を越えて共感を呼ぶ普遍的なテーマと感涙のラストに注目だ。

渋谷のハチ公口改札!待ち合わせに使うよーであまりに有名な話ですし、結末も分かっている。
その舞台をアメリカに移し、ハリウッドでリメイク。正直どうなんだろうなー、分かりきった結末に泣くだけなんだろうな、と思ったのですが。

アメリカの風景にきれいにハチが溶け込んでいるんですよね。
ストーリーに特別なひねりはないんだけど、ハチと教授のつながりをしっかり描いているし、脇を固めるケイトや娘のアンディにも好感を持てました。また「ハチ目線」の映像が随所に織り込まれているのがよかったです。
特にラスト近く、夫の墓参りに来たケイトが駅でハチを見つけた時のシーンは・・・そしてラスト。
このあたりから、館内は鼻水をすする音があちこちでしていました。
本家のハチ公物語はそれはそれでよいし、ハリウッド版にはまたそれの良さがあると感じました。

そして、久しぶりにスクリーンで見たリチャード・ギア。彼には秋田犬が似合います。

リチャード・ギアと同じくらいに「ハチ」を演じた秋田犬たちの演技がすばらしかったです。

ところで、本家本元の「忠犬ハチ公」についての記述は以下の通り。(Yahoo!百科事典より)
秋田犬。出生(1923)の翌年から東京帝国大学農学部教授上野英三郎に飼われて、朝夕山手(やまのて)線渋谷駅に教授を送迎し、1925年(大正14)教授の死後もその姿を求めて、死ぬ(1935)まで渋谷駅を離れなかったという。東京・青山の上野家墓地に葬られたが、剥製(はくせい)は上野の科学博物館にある。34年(昭和9)渋谷駅西口広場に安藤照(しょう)制作の銅像が建てられたが、第二次世界大戦中の45年(昭和20)4月、戦力資源としての金属回収のため撤去された。戦後の47年8月、照の息子士(たけし)の手により再建されて、若者たちはじめ人々の待ち合わせの目印ともなっている。