As You Like It     ~気が向くままに~

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午後の音楽会

冬休み初日は久しぶりにクラシックのコンサートに行ってきました。
「区民センターホール」で平日の午後に新進演奏家による安価なコンサートをやっていて、4歳以上から入れるというので、娘を連れて行ってきたのです。2枚で1400円というのはかなりお得でした。
ピアノとフルートのデュオ、ピアノとバイオリンのデュオの4人の女性による演奏でした。
平日の午後・・・という時間帯から観に来ている人は中高年の方が多かったです。そんな中、子供が入れるクラシックのコンサートは少ないですから、親子連れもちらほらと見かけました。

前半は「ロシアにまつわる多彩な作品」ということで、あまり耳慣れない作品が多かったです。
グルジア出身のタクタキシヴィリという作曲家のフルートソナタスクリャービンのピアノ作品など、現在も健在しているカプースチンの変奏曲は現代音楽にジャズの要素も加えた難易度が非常に高い作品でした。最後の作品はロシアの作曲家の中では比較的メジャーなリムスキー=コルサコフのバイオリンの幻想曲でしたが、これがほとんど演奏されることがなかったという曲で、演奏者も聴いたことがないというものでした!
でも、どの曲もメロディーがきれいでロシアの作曲家が美しい作品を多数残していることに新鮮な驚きを感じました。

後半はいよいよメインの「くるみ割り人形

ロシアときたらチャイコフスキーです。そしてクリスマスにはくるみ割り人形です!
私は大学生の時クリスマスイブにバレエのくるみ割り人形を見たことがあります。
(彼氏とじゃなくて女友達とね・笑)
牧阿佐美バレエ団によるもので草刈民代さんが出ていました。踊りもさるものながら、音楽もとても印象に残っていました。
今回はシンプルなバレエ音楽組曲で、フルートとピアノ、バイオリンとピアノ、またフルートとバイオリンとピアノのアンサンブルやピアノソロ、連弾、最後はピアノ連弾にフルートにバイオリンと多彩な組み合わせの演奏でした。
聞けば思い出す曲ばかりでクリスマス気分が盛り上がってきて、前半は眠かった娘もしっかり聞けていたようでした。

そして、アンコールでは演奏者たちがサンタの帽子をかぶってクリスマスソングを2曲演奏してくださいました。「サンタが街にやってくる」に「ジングルベル」とおなじみのナンバーでした♪
そのときに、ホールの職員と思われる方が「楽譜めくり」のために登場したのですが。

彼もまたサンタの格好をして、あごにはヒゲまでつけていました。

娘は「サンタがヒゲまでついてる」と笑いが止まらなかったようです。
そして、女性演奏家たちが舞台から去ったあと、彼もまた客席に一例して去っていきました・・・