As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

とある医院にて

保険の更新の健康診断のため、保険会社の嘱託になっている医院に連れて行かれました。
生命保険に加入してから10年、プランの更新を進められているのですが、なにせいろいろと持病(というか、加入後にがん手術を受けてるし)があるので、更新の審査には通らない可能性大なのですが、プランナーさんは懸命に更新手続きをすすめられ、嘱託医療機関への健康診査に行くことになったのです。
夫は職場の健康診断書を出せばいいのですが、今の私にはそういう書類はないので(もちろん、診察でいろいろな医療機関には行きますからおよその健康状態は把握していますが)、その場合は審査書類を作成するためだけに受診しなくちゃいけないんですよね。もちろん費用は会社もちです。

車で15分ほど、着いたのは産婦人科医院でした。なにやら古い建物で、以前は分娩をとりあつかっていたらしく、入院設備もあるのですが、今は先生が高齢となりお産はやってないようです。保険会社の方は、「もっと近くに内科と小児科のクリニックもありますが、今の時期カゼがはやっていてお待たせしてしまうので、すいている病院にしました。まぁ、保険の審査書類を書くための病院ですから」と。
確かに設備はかなり古い感じだし、クリニックの中にいらっしゃったのは明らかに高齢の院長先生1人だけ。受付の職員も看護師さんもいません。そして、一般の診療時間だというのに誰も患者さんはいませんでした・・・うーん、ここには妊婦さんはこないだろうなぁ~というか、他の患者さんも来ないか・・・

健康診査といっても、尿検査と身長、体重測定。あとは医師の問診、血圧測定、一応聴診器をあて、お腹を触って診察していました。
問診では私の持病(主に喘息と乳がん)を告知するわけですが、要するにポイントは「いつ、どこの病院で手術を受けたのか。薬は処方されているのか」ということだけ。どんな病状で、どんな薬なのかということは問われません。なんだかすごく自分が不健康な気分になってきました。

そして、過去5年以内に手術を受けていますか?と聞かれたので、2006年11月に乳房再建のシリコンを入れる手術を、と答えたのですが・・・この先生、何の手術なのかさっぱり分かってくれないんです!
何度も説明して、ようやく乳房のふくらみをシリコンで人工的に作る手術だと分かってもらったのですが、世の中にはそんな手術もあるのかと初めて知ったかのような反応で・・・頼むよー、一応産婦人科の医師なんでしょう?ああ、でもこのお年の先生なら分からないか・・・

まあ、もうここの医院にかかることはないだろうし、とどうでもよくなっていました。

でも、一番ショックだったのは、現実から目をそむけ続けていた体重計の値でした。
出産後、どうしても妊娠前の体重に戻すことができなくて、そのままじりじりとあがっていったメモリは、娘が入園してから加速度的にさらにあがっていたのですー
自覚していましたよ。ランチばかり、スイーツばかり。お付き合いもあって食べていましたから・・・
これ以上現実から逃げてちゃダメだと思い知りました。
私は他の人と同じくらい、いやみんなより少ない量を食べていても消費することができないのです。

そしてたとえ、今回の保険の審査に通らなくても、以前に加入した保険を維持することは可能なので、それでいいじゃん、と思ってます。