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相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

2011年が明けても「定価の1800円では見ない」ことをモットーに「隙あらば劇場に」を心がけて?!います。
新年第一作は、テレビでもおなじみのコレでした。
 
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相棒-劇場版II-  監督:和泉聖治  主演:水谷豊、及川光博
 
田丸警視総監(品川徹)、長谷川副総監(國村隼)をはじめとした警察幹部12名が、警視庁本部内で人質に取られる事件が発生する。偶然にも犯人と遭遇した神戸尊(及川光博)とその連絡を受けた杉下右京(水谷豊)の特命係の二人は独自に情報収集を進め、籠城(ろうじょう)犯が元警視庁刑事の八重樫(小澤征悦)だという事実を突き止める。
初放送から10周年を迎えた人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの、2008年公開の第1弾に続く劇場版第2弾。警視庁本部内で起こった前代未聞の籠城(ろうじょう)事件に、警視庁特命係の刑事コンビ、杉下右京と神戸尊が挑む。主演の水谷豊、及川光博を筆頭に、「相棒」を支えるスタッフ、キャストが集結。練られたストーリーに深みのある人間ドラマ、そしてシリーズ10年目にして初めて明かされる衝撃的な真実に、ファンならずとも驚がくの一作だ。
 
ワタクシが真剣に「右京さん」を見始めたのは、相棒が「神戸君」に変わってからなので、実は初代相棒の亀山薫のことはほとんど知らないのです・・・そして、「ミッチーが刑事役ねえ・・・」と思っていたのですが、右京さんとのやり取りのテンポもよくて、すっかり見慣れてしまいました。刑事なのに死体が苦手、という決定的な致命傷はあるんですが、これも神戸君だからでしょう。
 
さて、劇場版の今回の作品ですが、見る前は「どうせドラマをスクリーンでやるだけであろう」という先入観から見始めたのですが・・・
これはこれで、劇場版にぴったりな重厚な作品になっているのではないか
と感じました。レギュラー陣に加えて、ゲスト俳優たちも豪華な顔ぶれでしたが、事件もきちんと構築されているし、伏線もちゃんと回収しています(連ドラのミステリーなどで、視聴率がイマイチだったりすると、最終回で十分に回収されないままなぞが解けてしまうので、それは残念だったりします)。そして、事件だけではなく、警察内部のスキャンダルに切り込んでいくところも、相棒ならではですね。
 
しかーし。
幾重にも重なった事件のタネが明かされたかな・・・というところで。ラスト10分で。
 
それまでのストーリーの全てを忘れてしまうほどのインパクト!
 
をもつ出来事が起こってしまうのです!!
 
ええー!そりゃあないでしょう~と、呆然としながらスクリーンを見つめていました。
これ、劇場に行かなかった人が、テレビの相棒を見続けていて、いつか気付くのだろうか?
まさか、映画だけの出来事ではないと思いますが・・・ね。
 
そして、テレビでも映画でも警察庁長官が出てきますと、
いくら長官の時にはスーツを着こなしていましても、
「ながこ~、さつき~」とかいいながら、和服で板前をやっている姿がその背後に見え隠れしてしまうのですよ。
宇津井健さん・・・スマソ。
 
あ、ちなみに、元日にも「相棒 元日スペシャル」がありましたけど、
ストーリー的には、元日スペシャルよりも劇場版のほうが、厚みがあってずっとよかったと個人的には思います。