As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

美術館の後

美術館を出たらすっかりお腹がすいたので、長野らしく蕎麦を食べることにしました。
手打ちの信州蕎麦のお店で、寒いのにもかかわらず「二八蕎麦と十割蕎麦の二種盛り」をオーダー。水でキリッとしめた細い蕎麦はコシがあって美味しかったです。十割蕎麦もボソボソとせずにしっかり蕎麦の味を味わえました。
夫と娘は温かい蕎麦を頼みましたが、出汁が良くきいた、関東風とも関西風ともまた違った柔らかい味でした。

お蕎麦の後はお菓子です。飯田はお菓子の街とも言われるほど、和菓子洋菓子いろいろあります。
 
イメージ 1
その中でも変わっているのが「赤飯万十」です。紅白のまんじゅう生地の中にお赤飯が入っていて、あっさりした味わいでした。お祝い事にも使われます。
また、飯田らしいお菓子には、干し柿やりんごを使ったものがあります。

 
 
お腹がいっぱいになったところで「伊賀屋人形店」
人形美術館の近くにあり、ショーウィンドウのディスプレイは前に来た時も気になっていましたが中に入るとー

いろんなイミですごかった。

人形というか、フィギュアでいっぱい+ミニカーと鉄道模型。そこいらじゅうにダンボールがドンキ状態に積まれておりました。
どうやらネット通販でも人気の店だそうで、ここで夫が思わず買ってしまったものはにしておこう。
(ご興味ある方は、検索してください)

見るところは更にあるもので「水引の美術館に行きましょう」と言います。
飯田は世界の水引の7割を生産しているそうです(って水引が使われているのは日本だけですが)。

水引ねぇ…祝儀袋の飾りじゃん…と思っていたのですが、
水ひき美術館「せきじま」に展示されていた水引は、

まさに紙が織りなす芸術

の世界でした。
イメージ 2
(この龍、全て水引で作られています。その量、3tトラック1杯分だそうです!)

水引は祝儀袋はもちろんのこと、結納品にかかっていたりします。また、家紋の額になります。
水引って紐かと思いますが、元結といわれる紙をこよりみたいにしたもので作られています。
そしてすべて手作業で結び目ができて、細工にしていきます。たとえ100均で売ってる祝儀袋であってもすべて手作業で作られます(100均の祝儀袋の場合、コスト削減のため海外で作られるとか)。
水引の実演もあり、束ねて結んで…きれいな鶴になりました。
なお、水引の原料となる「元結」ですが、現在はほとんどが「愛媛の四国中央市」生産によるそうです。

ここまで見てから飯田を出発することになり、案内してくださった夫の友人ともお別れになります。

飯田から山道を通って馬籠宿へ抜けるのです。