VOL-Net勉強会「がん医療の現状と課題」
今日はVOL-Netの勉強会でした。
臨床ドクターを講師にお招きした「病気そのもの」の話ではなく「がん医療の現状と課題」をテーマに、読売新聞記者で体験者でもある本田真由美さんを講師にお招きしました。
もう、話し足りないことがいっぱいあって、すごく熱気を帯びて充実した２時間半でした。
がんを巡る情報（インターネット）やこれからの意志決定のあり方、がん対策基本法やがん対策推進協議会の成立と現状の問題点、ドラッグ・ラグの問題（新薬開発の問題に経済的問題…元製薬会社員としては頭がイタいことも
）普段医療の現状に不満や課題も多いけど「でも、日本の医療はがんばってるな。まだまだ捨てたモノじゃない」とも思えました。もちろん、問題は山積みです。患者個人個人の思いとは異なる次元で大きく動いているところを変えていかなくてはならないのですから…
そして、プレス側として医療問題を取材し、多くの外部委員としても活躍されている本田記者が、病気とともに生きる人として、フィジカル・メンタル・ソーシャル・スピリチュアルな痛みと向き合い、「病気と生きるための悩みを吐き出せる場所がない」とおっしゃったことがとても印象に残りました。
医療情報やお金のことなら、相談する場はまだあるんですよね
私が関わっていることが、そういう思いを吐き出して分かりあえる場であってほしいと思うから、時に病気と生きることに疲れちゃったな…と思う日があっても続けている力になっていると思います。
勉強会の後は恒例の懇親会。中目黒駅近くの創作野菜料理のお店「kabochaの馬車」で野菜ばかりの料理をお腹いっぱい食べて、さらにトークも楽しかったです。本田さん、また飲みましょうね
あ～ひとつ話すのを忘れてしまった。発言小町大賞キャンペーンで、一万円のギフトカードが当たったコトを(笑)
