As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ヴィジェ・ルブラン展

先日の定期診察の際の採血結果を先ほど電話再診で聞きました。
CEA、1CTPの値は異常なしだったのでホッとしていると先生が「あのねぇ、今回悪玉コレステロールが基準より高くて、善玉コレステロールは正常範囲内だけど少なめの値です」
 
・・・ダメじゃん、それ
 
まあいいや。これからゴールデンウィークだし、しばしそのことは忘れよう
 


 
さて、昨日鍼治療に行った後、ついでに見たいものがあって、丸の内に寄りました。

東京駅の丸の内改札を出て皇居に向かう途中にある「三菱一号館美術館」です。
明治に作られた三菱一号館を再現したレトロな雰囲気を残していて、周囲にはミクニのレストランやジョエル・ロブションのカフェ、緑の多い中庭など、都心のオアシスみたいな空間です。

この美術館で開催されていたのが、マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展

美術館でおなじみのフランスの著明な画家…ルノアールゴッホ、モネ、マネ…思えば男性ばかりです。美術の世界も男性優位な中で、埋もれずに存在感が光った女性の芸術家たちがいました。マリー=アントワネットと同じ時代を生きてフランス革命前夜の宮廷を描いた女性たちです。アントワネットは、同じ年に生まれた一人の女性画家エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブランと意気投合し、王妃の肖像画家として重用しました。この展覧会は、日本で初めて本格的にヴィジェ・ルブランの画業を展覧すると同時に、彼女のライバルであり、対照的な運命をたどったラビーユ=ギアールをはじめ、18世紀フランスで華々しく活躍した女性画家たちの作品を一望するという、これまでにない試みでした。

当時の女性芸術家は画家や画商の家に育った人もいれば、貴婦人の中にも教養として画才のある人がしばしばいたようです。ルイ15世の王妃マリー=レクザンスカは自ら絵筆を取り、中国をイメージした絵を描き、それらはベルサイユ宮殿の一室を彩っています。

そして、いよいよこの展覧会のメインの作品がやってきました。
 
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マリー=アントワネットと、ポリニャック公爵夫人の肖像です。
まさにベルばらの世界ですよ~
アントワネットもポリニャック夫人もあどけなさが残ってますね。

明日はいよいよウィリアム王子とケイトさんの結婚式
これらの絵のようなロイヤルファミリーのきらびやかな世界が繰り広げられますね。

そして、私自身がマリー=アントワネットがギロチンにかけられたのと同じ年齢になるわけで、彼女の凝縮した人生に思いを馳せてしまうのでした。