As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

コクリコ坂から

 
夏休み映画です。
とは言っても、一番人気のハリポタは見ないのですf^_^;
今年のポケモンはパパと行ってもらったので、私はこの作品だけになりそうです。
 
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東京オリンピックの開催を目前に控える日本。横浜のある高校では、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていた。高校生の海と俊は、そんな事件の中で出会い、心を通わせるようになる。
 『ゲド戦記』以来、宮崎吾朗が約5年ぶりに演出を手掛けるファンタジックな要素を排したスタジオジブリ作品。16歳の少女と17歳の少年の愛と友情のドラマと、由緒ある建物をめぐる紛争を軸に、真っすぐに生きる高校生たちの青春をさわやかに描いていく。主人公となる少年少女の声を担当するのは、長澤まさみ岡田准一。企画・脚本は宮崎駿。さまざまな価値観が交錯する戦後の高度成長期を背景に、現代を生きることの意味を見つめていくストーリーが感動を呼ぶ。

まず言っておくと、この作品は内容的に「小さい子どもにも楽しめる」モノではないと思います。大人の為のアニメーションでしょうか?

ゲド戦記以来の宮崎吾朗監督作品、巷ではボコボコに言われていたゲド戦記をテレビで見た時も、それほどヒドいなぁとは思わなかったのですが、今回もキレイにまとめているなぁという印象を受けました。

横浜が舞台でしたが、まだ京浜東北線桜木町までしか行ってなかったころ、市電が走り、昔ながらの商店街が賑わうノスタルジックな風景も良かったです。ジブリの得意とするところですね。

高校生の学生運動ってもっと過激な内容かと思いましたが、古き良き時代の青春ストーリーでした。たぶんワタクシの母校もあの時代はあんなだったハズです。でも現実には学生運動が盛んな高校にあの時代女子生徒はあんなにいないと思います。

高校の学生運動に自らの出生の秘密が絡んだ恋愛感情が生まれて、それが60年代の横浜の景色に溶け合っていました。
最後は「禁断の恋」にならなくて良かったなぁと。

ところで、この映画の舞台となった高校のモデルはどこなのだろうと思ったのですが…
「コクリコ坂」自体が都内の「音羽坂」をモデルとしているらしく、映画にあたって舞台を横浜に移しているので、横浜にはコクリコ坂はないということになります。だから、港南高校(中等部もある)のモデルも横浜にはないだろうと思うのです。
映画のコクリコ坂や学校は山手あたりかなぁと思ったのですが、実際にあの付近にある学校はミッション系の女子校ばかりなので、港南学園の話は完全なフィクションになりますね。