As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ドラマの感想 2011春クール その1

 
原発事故は工程表を達成していると思ってたら、昨日とんでもない単位が飛び出しました。
それをサラッとしか伝えないニュースや新聞…感覚の麻痺なのかどうかも分からなくなりました。
その後、NHKニュースにより、高い線量はスポット的なものであり、即恐れるものではないと分かりましたが・・・

さて、週明けから暑さが戻ってきましたね…
猛暑というよりは、湿気がキツいですが…
今日は乗り換え駅の構内で「マルマルモリモリ~」と大きな声で歌っていたスーツ姿のサラリーマンを見ました。
まぁ…暑いですからね…

もう8月になってしまったので、今日の本題「春クールドラマ感想」を今クールに記憶が塗り替えられないうちに書きます。ちなみに「マルマルモリモリ」は見てません(よって娘は歌と踊りしか知りません)。

★生まれる。

田中美佐子さんは以前に、志田未来ちゃんが14歳で出産に挑んだドラマで母親役でしたが、今度はご自身が51歳で高齢出産する役になりました(田中美佐子さんご自身が40代での高齢出産をされているためか、妊婦役も気負った感じがない演技に見えました)。
末っ子が高校生になってからさらに妊娠するなんて無理がある設定だなぁと思いましたが、主役の堀北真希さん演じる愛美が高齢出産をテーマとした本の編集を手がけつつ、家族のドラマが進行していったので、いろいろと考えさせるテーマが上がってきました。

ただ、林田家の子どもたち全員がそれぞれ問題を抱えていた設定は大風呂敷を広げすぎたように思います。長女の編集と次男の白血病だけに絞れば良かったのではないかと…次女のいじめ問題は簡単に終わらせすぎだし、長男の実父は毎回出てくるだけで不快でした(ってそれだけの演技できる俳優さんすごいよね)。
また、いろいろ問題提起があったわりには最後はすべてハッピーエンドで、だからこそ問題提起が薄っぺらく感じてしまいました。

同じクールで「マドンナ・ヴェルデ」も見ていましたが、この種のテーマは、挑んだ姿勢はすごいと思うのですが、最後に薄さを感じてしまうので、まだまだ議論しつくしていないからだと思います。

★JIN-仁-

マルマルモリモリとの対決で、ワタクシはずっとこちらを見ていました。

和宮様と毒入りあんドーナツに始まり、坂本龍馬のXデーが近づくにつれてドキドキ感が高まり、野風さんの命をかけた帝王切開があって(野風さんの乳がん再発を知った仁先生が「リンパ節郭清をもっと徹底的にやれば良かった」と悔やんだ時に「いえいえ、アジュバント療法がない時代だからリンパ節郭清だけでは限界が…」と心中ツッコミを入れましたが)、仁先生の頭痛の原因が分かり、さてどうやって最後をまとめるのだ?しかも原作と違うオリジナルバージョンで。と思ってたら、まるでジグソーパズルのピースが全くズレないでピタッとはまったように完結してしまったので、久々にドラマのエンディングで拍手でした。

野風さんと未来さんの関係もキチンとおさまっていたし、何よりあの綾瀬はるかさんの「時空を超えたラブレター」は涙腺がヤバかったですね。

坂本龍馬の「船中八策」は現実も「船中九策」だったら良かったのにと思います。
 
映画もスペシャルドラマも要らないから、仁先生の話はこれで美しく終わるのでいいと思います。
時空を超えた楽しいドラマをありがとうございました。