As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ハチ その2

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寝ていたら、耳元でブーンと低い羽音が聞こえました。それは明らかに蚊の「プィーン」という羽音とは違いました。
一瞬、蝉かと思いました。ここのところ夜になって雨戸を閉めようと縁側に出ると、光に向かってくる蝉に後ろからタックルされるという恐怖を味わっていたのです。
(蝉タックルのたびに近所迷惑な悲鳴をあげているので、夫からは「生物学科を卒業したヤツとはとても思えない」と呆れられています…)

飛び起きて枕元の携帯をライト替わりに開いたら、何やら虫が見えたような気がしました。
我が家の寝室は和室で布団を敷いています。雨戸も閉めるので、朝になっても暗いです。

でも、すぐに虫を見失ってしまったので、枕をひっくり返したところ、右手に「ジジッ」と感触があって、痛みが走ったのですー

「虫だよ。たぶん蜂がいるよ」
と叫んでしまったので、同じ部屋に寝ていた娘も夫も起きてきて、夫は煩いなぁと言いながら電気をつけたところ、本当に蜂がいたので、虫取り網で捕獲しました(その後殺虫剤をかけた)。

和室の襖は寝ている間は閉めて、クーラーをいれたり扇風機をかけていますので、寝室には一晩中蜂が潜んでいたことになります…

でも、台風も近づいているので、布団も干せず、網戸にしただけなので、いつ蜂が入ってきたのか分からないのです。

蜂に刺されたのは2回目ー(1回目の時のことはこちら

前回刺された時に皮膚科の先生が「2回目以降はアナフィラキシーショックを起こす可能性があるから、すぐに大きな病院に行ってください」と言ったことを思い出しました。

とりあえず刺された後を見ると、蚊に刺された時とあまり変わらないように見えますが…それでも何でも「蜂」は侮れませんので…

自宅近くの総合病院に電話したら「皮膚科も外科も医師がいません」とのことで、横浜市の医療情報センターに電話するように言われました。
そして、隣区の病院に外科医が当直していると分かり、行くことに…

既に朝6時だったので、夫と娘は出かける支度をして、病院についてから夫はそのまま出勤。
私はとりあえず応急処置をされたものの、刺されてから既に1時間以上経過して、アナフィラキシーショックが起きなかったので、もう命に関わることはないでしょうと言われました。

娘にパンと飲み物で朝食を食べさせて、タクシーで小学校前に戻って学校に行かせて(この時点で1時間目が始まっていた)、自宅に戻ったら、なんとカギがない!
勤務先の夫に電話したところ、家のカギは車内に転がっていたことが判明。しかし蜂に刺されて動転していた私は、縁側につながる窓を開けっ放しにしていたので、家の中に入れました(爆)
応急処置だけだったので、寝室を片付けて落ち着いたところで、もう一度、前回もかかった皮膚科に行くことにしました。

いつ行っても長蛇の列で混んでいる皮膚科なので、診察券を出した後、近くのココスで朝食バイキング
(ココスの朝食バイキングは、まぁありがちな朝食バイキングでしたけど、ゆっくりできたし良かったですよ)

皮膚科の先生は「2回目」ということなので、結構警戒していました。
前回刺された時、24時間以上経ってから腫れてきたので(遅延性反応)今回もこれから腫れてくるはず、しかも2回目なので前回より激しく反応するかもしれないと、あらかじめアレルギーの内服薬を処方されました。
そのおかげか、12時間以上経ってから徐々に腫れてきましたが、今のところ局所的な腫れにとどまっています。

そして「保健所に行って巣を駆除すべきハチなのかどうか判定してもらってください」とのこと。

その足で区役所に行くと「これはスズメバチではなく、オオハキリバチというミツバチの仲間なので、駆除する必要はありません。手で掴もうとかしない限り刺してこないハチですよ」ということが判明しました。
 

そして、ミツバチの仲間であまり襲ってこないといっても、蜂には毒があるので、2回目以降は油断大敵なこと、スズメバチで死ななくてもミツバチで死ぬことあるからね…と怖いことをおっしゃっていました。

ここまでのことをまとめると、

・蜂に刺された時に、2回目以降だったらすぐに大きな病院に行くこと。

・その際皮膚科の診療所ではダメ。アナフィラキシーショックを起こした時に処置ができる規模であること。処置ができる病院であれば、医師は何科でも構わない。

・刺された時に大して腫れてない、痛みがないからと放っておいてはいけない!アナフィラキシーショックは、腫れ方との相関関係はない。とにかく、ソッコーで病院へ。

・患部の腫れはむしろ、遅延性でしばらく経ってから現れる。この場合塗り薬と内服薬で対処するが、生命の危険はない。医学的には、刺されてから2時間は病院にいることが何よりも大切!実際年間50~70人がハチアレルギーで亡くなっている。

・ハチに刺された時の抗体は何年経っても残るので、子供の時に刺されて何十年…って場合も2回目以降はソッコー病院行きが望ましい。

・ハチ毒への反応は、回数を重ねるに連れて激しくなる人と、慣れてくる人がいる。スズメバチの駆除業者の方などは後者であることが多い。一方、前者のパターンの反応がある場合は、アナフィラキシーショックが起こる危険性が高い。

・最近の温暖化に伴い、虫全般の活動が活発なので、ハチに刺されたことがある人は庭の手入れは業者に頼むこと。木が多いと巣を作りやすいので注意すべし。

ということだそうですが、

そもそも、2回とも「アウトドア」で刺されたわけではないのが悲しいです…

しかも、2回ともやられたのが術側の手というところが余計にヘコみますね…orz