はやぶさ/HAYABUSA

 

はやぶさ/HAYABUSA　監督：堤幸彦　主演：竹内結子、西田敏行

 

2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星イトカワを目指し地球を出発した。イオンエンジンの実験、成功すれば世界初となる小惑星からのサンプル入手などを目的として2005年9月にイトカワに到着。しかし姿勢制御装置の不具合や、通信が途切れるなど、さまざまなトラブルに見舞われてしまう。

2003年に飛び立ち、小惑星のイトカワからサンプルの採取に成功した小惑星探査機「はやぶさ」の挑戦を描いた壮大なドラマ。7年に及ぶプロジェクトの中で、装置の故障や燃料漏れなどの危機を乗り越え、宇宙科学研究所（JAXA）のスタッフが偉業を成し遂げる姿を描く。若い研究生を演じるのは、『いま、会いにゆきます』の竹内結子。彼女をスカウトする上司を、『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行が演じる。監督は、『20世紀少年』シリーズの堤幸彦。幾多の困難を乗り越え、世界初の偉業を成し遂げた「はやぶさ」とJAXAの物語に、胸が熱くなる。

 

「はやぶさ」の地球帰還のニュースはまだ記憶に新しいのですが、そのはやぶさが飛び立った時のニュースは全く記憶にありませんでした。
（打ち上げは2003年、当時の私は余裕が無さ過ぎた日々だったと思います）

この作品を見て、はやぶさは史上初の「サンプルリターン」を計画していたことをはじめ、そのミッションがどれほどの重圧であったのかを改めて詳しく知ることができました。また、はやぶさの前には火星探査機「のぞみ」の悲劇がありました。

はやぶさが小惑星イトカワに着陸した時の感動ーしかしそこからトラブルがいくつも襲ってきます。絶望的な状況の中、
幾重もの奇跡…いやミッションに取り組んだ人々の努力とアイデアがこの奇跡を引き起こしたのですが、ついに昨年史上初サンプルリターン計画を成し遂げて、はやぶさのカプセルは地球に戻ってきたのです。

大々的に報道されて分かっていた結末なのに、初めてこの話を知った時のように素直に感動してしまいました。
まあ・・・竹内結子さんの「オタクっぽい女子学生」の演技はあそこまで挙動不審っぽくしなくてもいいと思ったのですが・・・

はやぶさの映画は来年さらに２作品が封切られる予定です。
全ての作品を見比べるのも面白いかもしれませんね。