As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

「がんの社会学」合同会議

 
今日も寒すぎるんですが(ついにダウンコートを出したぞ!)、VOL-Netの出張!?で3年ぶりに三島の静岡がんセンターに行ってきました。

「がんの社会学」合同会議・公開フォーラムです。

静岡がんセンターの山口総長を主任研究者とする、厚労省の研究費補助金対象の研究事業で、VOL-Netを含む複数のがん患者会や支援団体が「班長協力者」になっており、毎年開催される合同会議に出席しています。(班長協力者は往復の交通費も先方が負担してくださることになっている)
毎年VOL-Netからは2人出席していたので、その都度違うメンバーが行っていたのですが、今年はFさんと私が行くことになりました。

今年のテーマは「患者を支える新外来システムの構築と看護専門職の育成」でした。班長協力者団体以外の参加者は、看護師さんが多かったようです。

そのうち前半の講演は「抗がん剤治療に必要なセルフケア」でしたので、医療従事者の方はもちろんのこと、患者会としても今後の参加者に患者自らができることを伝えることができるので大変参考になったと思います。

昼食を挟んでの後半は(お弁当の他にデザートのみかんが出たんですよ~さすが静岡)、新外来システムの構築についてがんセンターの看護師長さん等数名からの発表がありました。時間が押してしまったのでその後の全体討論の時間が短くなってしまいましたが、これらの発表を聞いて、患者会・支援団体の立場からどう感じるか、どう思うかについてはご意見用紙にレポート書いてきました。
この合同会議は医療従事者側だけでなく患者側の意見を述べることができる貴重な機会ですが、患者側もまた医療をめぐる諸問題に対して現状を把握して、建設的な意見を持つことが求められると思っています。

参加していた他の患者会の方ともお話したのですが、スタッフを続けて10年近く経つと、治療も全然変わってくるので、より最近の医療を受けた方と世代交代したいなぁと思う時があります。ところがなかなかそれが進まないのです。多くの患者さんに取って、患者会は通過点なんですよね。病気のことからある程度離れたら元の生活に戻っていくのです。じゃあ私はいつまでとどまってるんだって感じですが…それは何度か書いたことなのですが、病気を引きずっているのとは違う思いがあって、あの時に欲していたものが今ここにあったらなぁと思うからなんです。

それにしても、私が静がんに来たのは2回目だったのですが、
2回とも雨模様で富士山は全然見えませんでした

そして、帰りの新幹線に乗る前に思わず「うなぎパイ」を買ってしまいました。
(っていうか、静がんは三島、うなぎパイは浜松だから場所は全然違うんだけどね)