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真珠の耳飾りの少女~マウリッツハイス美術館展~

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関東は突如として真夏になりました。この、急に暑くなった時期が一番熱中症に注意しなければいけません。みなさまもどうぞ体調管理には気を配ってくださいね。

さて、今日は夏休み前に喘息外来に行ったのですが、その前にどうしても見たいモノがありました。

マウリッツハイス美術館展」です。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が出るのでものすごく話題になっていた展覧会です。
私はチケットショップで7月中に入れる券を手に入れていました。

夫も興味はあったものの…ここのところ多忙で(夏休みの林間学校が終わるまでバタバタしている)だからって休日に恐ろしく混んでいる美術館に行く勇気もなかったので、今回は平日に私がお一人様で行くことにしました。
(私は冬にもBunkamuraフェルメールが来た時に見に行っています)

上野駅で降りると暑い暑いでも平日だし、春休みにパンダを見たときほどは混んでないな…と思ったけど、都美術館の前まで来たらやっぱりすごい!それでも今日は20分待ちでした。
やっぱり休日に来たら恐ろしいことになっているでしょう…

マウリッツハイス美術館は、オランダのハーグにあります。もともとはマウリッツの私邸なのですが、フェルメールレンブラントを含むオランダ絵画のコレクションは高く評価されていて、絵画の宝石箱と称えられています。その美術館も建物がだいぶ老朽化して、修復工事をすることになりました。リニューアルオープンは2014年予定、その間に日本に作品が貸し出されたわけです。

展覧会は、美術館の歴史、風景画、歴史画(物語画)、肖像画と「トローニー」、静物画、風俗画のコーナーで構成されていました。
フェルメールの絵は真珠の…の他には「ディアナとニンフたち」が出展されていました。また、レンブラントの画も多くありました。自画像も若い頃と晩年のものがありました。光の使い方がレンブラントの特徴だと思いますが、写実的な絵にあの光の効果を入れられるのはまさにレンブラントだと思います。また、他にも「フランダースの犬」でネロが見たいと言っていたマリアの画(聖母被昇天)がありました。

そしていよいよ、LB階から1階にエスカレーターを上がると、展示室の奥の方に「真珠の耳飾りの少女」が鎮座ましましていました!

少女を見るには「絵の前を必ず通れるレーンに並ぶ」か「人だかりの中から首を伸ばして見る。絵の目の前には行けない」のどちらかを選びます。せっかくここまで来たのだから並ぶことにしました。

並ぶこと10分ほどで、真珠の耳飾りの少女の前までやってきました。この画も思ったより小さいのです。
ひときわ鮮やかな青のターバン、大きな真珠の耳飾り、17世紀から300年以上の時を経て、振り返った少女は何を語ろうとしているのでしょう。少女の顔を照らす光は、その眼差しを一層際立たせているように感じられます。
人々は時を越えて、フェルメールが描いたこの少女に魅せられてきたのですね。