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外事警察 その男に騙されるな

週末は季節が逆戻りしてしまったようだったけど、夏休みの到来とともに暑さも復活です。
さて、映画レビュー編ですが、またまた見てから1ヶ月経ってしまったものがあるので、忘れ去らないうちに書きたいと思います。
 
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外事警察 その男に騙されるな 
監督:堀切園健太郎 主演:渡部篤郎真木よう子
 
東日本大震災の混乱が続く、2011年の日本。原子力関連部品のデータが、某大学の施設から盗み出される事件が発生する。警視庁公安部外事課の住本(渡部篤郎)は、不正輸出にかかわっているとマークしていた奥田交易の社長夫人・果織(真木よう子)の経歴や行動パターンを調査。彼女を協力者として取り込む住本だったが、何者かに刺されてしまう。やがて、その襲撃が日本にひそんでいる韓国人工作員から警告であることが判明し……。
対国際テロ捜査に奔走する“日本のCIA”警視庁公安部外事課の活躍を描いた、NHKの人気テレビドラマを映画化したサスペンス。『静かな生活』の渡部篤郎、『クライマーズ・ハイ』の尾野真千子ら、再結集を果たしたテレビドラマ版のメンバーに加え、『食客』のキム・ガンウ、『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』のイム・ヒョンジュンなど、韓国の実力派俳優が共演。韓国に実在する防空壕(ごう)でロケを敢行し、2日間40時間を費やして撮り上げたという銃撃シーンも見ものだ。
 
NHKドラマの映画化ということですが、私はドラマ編は見ていませんでした。
たまたま週刊誌で「外事警察リアルリポート」を読んだことと、民放ドラマの映画化はよくあることだけど、NHKドラマを映画にするなんて珍しいなぁと思ったので興味がわいたのです。
映画のストーリーはドラマ版とは完全に別のものなので、映画初参戦でも十分に楽しむことができます。さすがNHK出身?!というだけあって、トボけたシーンはなく硬派な作品に仕上がっていました。
警視庁捜査一課が出てくるお決まりのドラマとは違って、これまでベールに包まれていた外事課のハードボイルドな世界が目の前に展開されて、ハラハラドキドキしながら物語を追ってしまいました。途中でグダグダになったりすぼんでしまうことなく最後まで緊張感が保たれていて良かったです。ストーリーはフィクションだとわかっているけど、なんだかリアリティがありましたね・・・それは、作品中では決して実名を挙げなかった「かの国」のことが描かれていたからでしょうか?
そして、真木よう子さんはそのキャラが「運命の人」の外務省事務官となんだかかぶって見えるところもあったのですが、国家が絡む秘密を背負った演技が似合っているんだなぁ、と思えましたよ。