As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ドビュッシー展

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東京駅から少し歩いたところに「ブリヂストン美術館」があります。
先日「ドビュッシー展」を見るために初めてブリヂストン美術館に行ってきました。

ドビュッシーといったら音楽なのですから、ドビュッシーの描いた絵が展示されているわけではありません。
ドビュッシーは音楽と同じくらい絵が好きだった…ので彼と交流のあった芸術家たちの作品を中心に、当時のフランスの芸術、象徴派から印象派への流れを振り返ります。

ルノアールやモネ、マネなど当時のおなじみの絵がたくさん出てきました。ピアノを弾く人物像など、音楽をテーマにした絵もいくつかありました。
先日の「マウリッツハイス美術館展」のオランダ絵画とは全く違った趣です。
当時の芸術家たちに多大な影響を与えた東洋美術、ジャポニズムについてももちろん出てきました。歌川広重葛飾北斎の浮世絵も展示されています。

ドビュッシーの作曲家としての軌跡を辿るための、当時の楽譜やオペラの衣装のデザイン画など、音楽にまつわる作品も多く展示されていました。ピアノを練習しているとどうしてもピアノ曲ばかりに目がいきますが、彼の初期の作品は、バレエを生み出したし、唯一のオペラ「ペアレスとメリザンド」など、舞台芸術との関わりも深いのです。この前の日曜に、娘と日本フィルの夏休みコンサート(子ども向けクラシックコンサート)を聴きに行って、バレエ「白鳥の湖」のダイジェスト版を見ましたが、バレエ音楽といえばチャイコフスキープロコフィエフだと思っていましたので、ドビュッシーとの関わりは意外でした。

そんなワケで、音楽と芸術をテーマにしたこの展覧会は作品数も多くて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

今回は、有料の音声ガイドも借りてみました。ドビュッシーの音楽を聞きながら回れるからいいなぁと思ったのですが、なんとその中にはドビュッシー自身の演奏や、ラフマニノフの演奏が入っていました!貴重な音源です。

さて、ドビュッシー展を見て、自分のピアノへのモチベーションをあげようと思ったのですが、相変わらずオリンピックにうつつを抜かしております。なでしこジャパンも気になるが、練習時間を確保しようよ!

これから演奏会まで、1日一回は弾きます。ヘッドホンがあるんだから深夜にだって練習できるでしょ。