As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

チキンラーメンファクトリー

昨日ほとんど終わりまで書いたのに、まさかの全部文章消えになってしまいました…ショック過ぎましたがもう一度書きます。

月曜日、土曜授業参観の代休だったので、午前中に用事を済ませた後で、前回のリベンジのためにカップヌードルミュージアムに行ってきました。

オープンからちょうど1年が過ぎたカップヌードルミュージアムは、正式名称を安藤百福発明記念館」といいます。平日でしたが運動会の代休などで休みの子も多いらしく、かなり館内は賑わっていました。
 

 
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イメージ 2館内に予約したイベントの時間まで少し時間があったので、展示室や「百福シアター」を見ました。それから、娘は「カップヌードルパーク」で麺になって遊んでいました。私はその間におみやげ用ヌードルを買いました。

 
 
 
 
 
 
そして、リベンジ第1弾が「マイカップヌードルファクトリー」
 
 
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世界で自分だけのオリジナルカップヌードルを作ります(1食300円、混雑時は整理券方式で、土日は今でも午後になると整理券がなくなるようです)。

イメージ 4まずはカップを買い、プラスチックのフタをつけた後で手を消毒します。
それから、カップに好きなデザインをします。デザインにどれだけこだわるかが律速になるようです。

デザインができたらカウンターに持って行って、最初に麺をカップに入れます。というか、麺にカップをかぶせてハンドルを回すと麺がカップに入るしくみです。まさに、安藤百福の言う「逆転の発想」です。

次に、スープと具材を選びます。
スープは醤油ベース、シーフード、カレーの3種類から選べ、具材は4種類を好きに選べます。
 
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娘は醤油ベーススープひよこちゃんかまぼこ(オリジナル具材でいちばん人気)、ネギ、卵、コロ・チャー(カップヌードルに入っている角切りの豚肉)を選び、
私はカレーのスープひよこちゃんかまぼこ、ポークジンジャー、インゲン、チェダーチーズを選びました(みんなミュージアムオリジナル具材)
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スープと具材を入れたら、フタをシールして、外側のフィルム包装をします。これでお店で売ってるみたいな外装になります。
最後に外側を空気で充てんしたバッグに入れて肩に掛ける紐をつけたら完成です。みなとみらいを歩いていると、このカップヌードルをさげた人をよく見ます

 
イカップヌードルができたところで、リベンジ第2弾にして、
本日のメインイベントが「チキンラーメンファクトリー」
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粉からこねて自分たちでチキンラーメンを作ります(要予約、小学生300円、中学生以上500円でできるだけ2人1組で参加、未就学児参加不可です。土日はかなり先まで予約で埋まっています。平日は比較的空きがありますが、学校単位で貸し切りのこともあります)。

みんなお揃いのチキンラーメンエプロンとひよこちゃんバンダナをつけてスタートです

生地作りは、粉(小麦粉に山芋粉、カルシウムなどが混ざっている)にねり水(ごま油、かんすい、塩などが混ざった水)を加えて水分を含ませるところから始まります。
 
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水を含ませる時は均等に含ませるためにいきなりこねてはいけません。
ベターホームの「麺を打つ会」でそば打ちをやった時のことを思い出しました。
 
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粉が水分を含んだら、こねて一つにまとめて、それからかたまりを麺棒で伸ばしていきます。
この時まで生地はボロボロで、まとめても端からボロボロ崩れてきます。
 
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麺棒を生地に押し付けるように伸ばした生地を、次に製めん器にかけてさらに伸ばしていきます。10回も製めん器にかけるのですが、なんとこの間に生地はどんどんなめらかになって、ラーメン特有の黄色っぽい色もついてきます。黄色い色は中華麺に含まれる「かんすい」によるものです。
なめらかになった生地はポリ袋に入れて少し熟成してから、もう一度製めん器にかけて、更に薄く伸ばしていきます。ボロボロだった生地はうんと伸びて、厚さ2ミリほどになり、長さは1メートルにもなります。
それから、製めん器にカッターをつけて薄く伸ばした生地を入れると、ラーメンのように細くカットされて出てきました。出てきた麺を適度な長さでハサミでカットします。なんだか前髪カットしているみたいで面白かったです。出てきた麺は一度蒸します。その間に参加者は出来上がった麺を入れる袋のデザインをします。

麺が蒸しあがったら急いで大仕事です。熱い麺にごま油をまぶしてほぐし、さらに味付け用のスープを染み込ませます。このスープが鶏ガラはじめ醤油や各種香辛料をブレンドした企業秘密のスープなのです。チキンラーメンは、スープを染み込ませてから揚げているので、お湯をかけるだけでラーメンになるのです(他のインスタントラーメンは、スープが別の袋に入っていますよね)。
 
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スープを染み込ませる作業は10秒それ以上やると麺がぐちゃぐちゃになってしまいます。
味付けができた麺は型に入れて、いよいよインスタントラーメンの秘密「瞬間油熱乾燥」の過程に入ります。つまり揚げて水分を飛ばすのです。
 
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この過程は目の前で職員の方が揚げてくれるのをガラス越しに見学しました。瞬間油熱乾燥を生み出したのも、もちろん安藤百福「クリエイティブ・シンキング」によるものです

麺が揚がったら自分たちでデザインした袋にパッケージして出来上がりです。揚げた時にでたカケラを食べると、ちゃんとチキンラーメンの味がしました。
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おみやげはこのラーメンの他に、工場で作っている市販品のチキンラーメンひよこちゃんバンダナです。手作りチキンラーメンの賞味期限は1ヶ月なので、近いうちに食べ比べてみたいと思います

ちなみに、チキンラーメンのキャラクターがひよこなので、ワタクシはひよこに近い「オオトリさまもどき」と「コダックもどき」を描いたのです。
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