As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]

今日が仕事納めという方も多いと思います。私は昨日でバイト先の仕事納めで、事務所内で納会に参加しました。
1週間はゆっくり休みたい・・・のですが、まぁ家庭の主婦をしているといろいろやることは多いですよね~
今日は寒い中、家の中の大掃除も少しずつ手をつけて、夕方はあれこれ買い出しに行っていました。夫も午前中で部活が終わって冬休みに入りました。
さて、娘も寝たし、書き残した年賀状をやらなくては というわけで、今年最後の映画レビューはコレです。
 
イメージ 1
 
大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 監督:金子文紀 主演:堺雅人菅野美穂
 
美しい容姿と才覚を持つ5代将軍・徳川綱吉菅野美穂)による巧みな統治手腕によって、これまでにない栄華を誇る徳川幕府。だが、綱吉が一人娘を亡くして跡継ぎ作りに専念するようになったのを機に、大奥では正室と側室の派閥争いが表面化し、男衆の策略、陰謀が繰り広げられようとしていた。そんな中、貧しい公家の出身ながらも並外れた才気を認められ、右衛門佐(堺雅人)という男が大奥入りを果たす。権力闘争をくぐり抜け、綱吉の信頼をも獲得し、徐々に力を手にして大奥総取締となる右衛門佐だったが……。
よしながふみの人気コミックを実写化した、異色時代劇『大奥』のシリーズ第2弾。前作の徳川吉宗から徳川綱吉の時代へと舞台を移し、男女が逆転した大奥で繰り広げられる愛憎と野望のドラマを壮大なスケールで活写。徳川家の繁栄という重荷を背負わされる女将軍・綱吉に『ジーン・ワルツ』の菅野美穂、大奥で権力を得ようと彼女に取り入る男・右衛門佐に『武士の家計簿』の堺雅人がふんする。波瀾(はらん)万丈な物語もさることながら、豪華絢爛(けんらん)な美術と衣装、ビジュアルにも目を奪われてしまうはずだ。
 
初めて「男女逆転大奥」の映画を見た時の衝撃は大きかったですが・・・
その後、ネットカフェにこもって原作マンガを読み、この秋TBSでやったドラマ「大奥~有巧・家光篇」にどっぷりハマった後でのこの映画、しかも堺雅人さんがドラマに続いて2役目を演じる、ということで期待は大きかったです。
 
そして、感想というと・・・
ぶっちゃけ、ドラマ版の方が堺雅人さんの魅力がよく出てたな~
映画だと2時間で終わらせなければいけないから仕方ないけど、究極の純愛というにはうすっぺらい感が否めなかったです。描ききれてない、といいますか・・・
お世継ぎをもうけるためだけに、あれこれ男をあてがわれる女将軍綱吉の悲しさとか、亡き松姫に対する思いとか、その綱吉を間近で見ている右衛門佐や尾野真千子さんの柳沢吉保の心に秘めた気持ちとか、なんかイマイチ伝わってこなかったんだよね・・・ドラマ版では有巧さまのこれでもかって気持ちがほとばしっていたから、余計に右衛門佐と綱吉の気持ちが通じ合った時も、なんだか老いらくの恋って感じ?って気がしてしまって・・・
と、今年最後の映画はなんだか辛口になってしまいましたが、大奥のセットや衣装はきらびやかだったし、ビジュアル的にはとてもよかったです。それから、西田敏行さんの本気度がカワイかったな~