As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

レ・ミゼラブル

また大きな地震がありましたね・・・
こちらは特に揺れなかったのですが、部屋の蛍光灯が微妙にカタカタカタカタ・・・といっていたのです。
これは地震じゃないかなぁ・・・と思ったら北海道の地震でした。
その前の夜もほとんど揺れは感じなかったのですが、千葉で地震がありました。
震災からまもなく2年になりますが、活発な地震活動は収まらないのか、一時おさまっていたように見える地震が再び活発化しているのか・・・夜中の地震というのは落ち着かないものです。北海道の地震津波はなかったようですが、被害が大きくありませんように。
 
さて、書きかけていた記事は今年最初の映画レビューです。ロングランになりそうな勢いなので見てみました。
 
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1815年、ジャン・バルジャンヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。
 
お恥ずかしい話ですが、レ・ミゼラブルの邦題が「ああ無情」ということと、主人公のジャン・バルジャンはパンを1つ盗んだ罪で19年も刑務所にいた、ということまでは知っていましたが、その先のストーリーを知らなかったのです・・・ストーリーをよく分かっていなかったから、新鮮な感じで話についていったのかもしれません。
そして、この作品はミュージカル映画ですが、これまでのミュージカル映画と違うのは、
・いわゆる「普通のセリフ」は一つも無く、全てを歌のみでつなげた。 
・これまでのミュージカル映画は、歌と映像は別に撮っていて後で合わせていたのだが、この作品は映像を撮るときに役者が歌って、その生歌をそのまま流している。
ということです。特に、歌をそのまま収録して流しているというのは、優れた録音技術があって、何より俳優さんの歌唱力が優れているからできたことだと思います。
 
150分以上の長丁場の作品が、すごく凝縮されたステージのように感じて、あっという間に終わってしまったのは、歌の力が大きかったのだと思います。セリフがなく全てが歌で説明されているのも違和感を全く感じませんでした。そして、シリアスなところはよりシリアスに、コミカルなところはよりコミカルに、情熱的なところはより情熱的に心に響いてくるように感じました。号泣、とまではいいませんが、自然に涙が出てくるような作品です。
歌の持つ圧倒的なエネルギーと心に訴えてくるものを感じたかったら、やはりこれはスクリーンで見るのをおススメします。
 
最後に、劇中でもっとも有名な歌の1つ「民衆の歌」の動画を貼り付けておきますね(映画の一部ではありません)。