As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ドラマの感想 2013年冬クール

桜が満開になってから、気温が冬に逆戻り・・・特に昨日は寒かったダウンをまた出してしまいました。
それで今日になったらいきなり気温上昇・・・やはり三寒四温とはいったものです。
そろそろ冬ドラマも全て終わったようですので、記憶が薄れないうちに感想を書きたいと思います
ヒット作といわれた「とんび」見てないです。「最高の離婚」も「泣くな、はらちゃん」も見てないです。すみません。
 
 
月9ドラマを家族そろって見る、という我が家にしては異例の事態が起こったのがこのドラマだったのですが、なんと視聴率は月9最下位に終わってしまったそうですでもこの数字(8.1%)は最終回のものであり、これが放送されたのが3/25で他のドラマはほとんど終わってしまっていました。私もてっきりその前の週で終わるのかと思っていたので、最終回がギリギリすぎた故に見逃した人もいるんじゃないでしょうか?
それから、このドラマで散々言われていたのが、主役の栞子さんの原作のイメージと剛力彩芽さんが違いすぎる、ということをはじめ、設定の多くが原作と変わってしまって原作ファンからするとがっかりだ、ということだったのですが、最初原作を読まずにドラマを見ていた頃はそれほど違和感なく見ていられたものの、実際に原作を読み始めると、なんだか全然違うなぁ・・・原作のほうがいいなぁと思えるようになっちゃいましたねー。
特に、原作では栞子さんに妹がいたのに、弟にする必要があるのか?とか、あのオリジナルキャラの甘味処のメンバー一同を登場させる必要はあるのか?という点は激しくギモンになってしまいました。
でも、鎌倉の風景や原作に出てくる地名など、全く土地勘がないわけではないのでそのあたりは楽しく見ることができました。そして、原作者の三上延さんはスゴイよほど古書について詳しい知識がないとあの作品は書けないです。というわけで、まだ読み終わっていない原作をじっくり読みたいと思います。
 
夜行観覧車(ネタばれあり)
 
これはナゼか私だけでなく娘が一緒に見るようになっていました。小学2年生に湊かなえさんのあの「イヤミス」の世界観が通用するのかと思ったのですが・・・謎解きとして見ていたようです。
私はこの作品も、あらかじめ結末を知ってしまってから見ると面白さが半減しそうなので何も予備知識を入れずに見始めたのですが・・・原作を知っている人にとっては、もしかしたら犯人が原作と違うのではと思うほどに細部が異なっていると感じられたようです。
物語の序盤は「高級住宅地ひばりが丘」のありえなさに笑い、中盤からは志保ちゃんの性格の悪さと彩花ちゃんの家庭内暴力にハラハラして、後半はなんとなく犯人は分かるんだけど、その動機は何なのかが分からなくて、最終回で真実が分かった時には、切なかったですよね・・・
淳子さんは「完璧な主婦であり、母親でいなければならない」と自分だけそう思っていたのです。
インスタント食品は一切使わず手作り、亡き前妻の供養もしっかりやって前妻の子である長男と自分の実子を分け隔てなく兄弟として育てた・・・でも、そんな彼女にどうすることもできなかったのが「子供の成績」だった・・・
 
事件が終結するときに、残された子供たちが生きるために、殺された父親をDVに仕立て上げる、
凶器が長男のトロフィーだと分かったらきょうだいに亀裂が生まれるから、最後まで凶器が出てこないことにしてしまう(でも、凶器がなくても起訴できるの?)・・・なんだか事件が解決してもちっともスカッとしないのは、さすが「ウツ展開」です。おい、宮迫は逃げ切っちゃっていいのか?でも、最後にラメポの小島さと子さんが、ひばりが丘のボスに戻っていたのにはちょっとほっとしました(笑)。
 
ちなみに、このドラマでもオリジナルキャラで高橋克典さん演じる刑事が出てきましたけど、はっきりいって刑事ではなく匿名探偵にしか見えませんでした・・・
 
☆相棒11
 
あっという間に半年が終わっちゃいましたねー。右京さんとカイトくんは親子ほどに年の差があるように見えるのですが、なかなかいいコンビだと思います。秋からシーズン12もやるみたいなので良かったです。
今シーズンは、なんだかオカルトっぽい展開が多かったですよね・・・特に最終回の前(加藤清史郎くんが出てきた作品)は、登場人物みんなが幽霊を見たってことになるんでしょうかね?
でも、最終回の2時間スペシャルも面白かったし(相棒では王道的な警察上層部からの圧力による不条理)満足して見終わることができたのですが・・・相棒って「架空の国」がよく登場するんですよね。初代相棒の亀山薫は「サルウィン」なる国へ行ったし、劇場版には「エルドビア共和国」が出てくる。で、今シーズンの最終回には「アドリア共和国」と「東亜人民共和国」が出てきますが・・・略して「東国」だし、飛行機の行き先は「上蓮(シャンレン)」だし・・・もうモデルバレバレ(笑)テレ朝も思い切ったことするなぁ。
 
☆サキ
 
ワタクシが今クールとにかく一番ハマッたのはこのドラマでした(視聴率はイマイチでしたが、mixiのコミュでは実況中継やって盛り上がっていたので、合わせて楽しみにしていました)。
聳え立つ高層マンションに、前作に続いて登場するロッキングチェアー。
仲間由紀恵さんがとにかくミステリアスで、コワくて・・・野村さん編はドキドキして、隼人にイライラして、ワイン屋の和繁に「ケッ」となって、理事長と高嶋政伸さんの実生活(泥沼離婚騒動)がかぶってしまって、叫びながら走っているシーンで思わず噴出してしまいました。
それからドラマを盛り上げるのは、なんといってもサキが「食べる」シーン
のっけからアワビのステーキといき、ターゲットをしとめるごとにステーキとターゲットの生まれ年のワインが出てくるので「誰がお肉になっちゃうの?」と盛り上がります。その合間には魚介類も食べます。白ワインでひたすらに生牡蠣を飲み込む、一人で大鍋で丸ごと一匹カニを茹でてむしゃぶりつく・・・あれほどに「食べる」行為を官能的にできる女優さんはなかなかいないと思います。
前作の「美しい隣人」では、ターゲットは絵里子1人でじっくりと追い詰めていくのですが、今回は「私の母は5人の男に殺された」ことをキーワードに5人のターゲットがいるので、後半がちょっと急ぎすぎているような気がしました。そして、最終回でナゼこの5人をターゲットにしたのか分かった時には、これまでのミステリアス感から一転して切なくなったのですが・・・最後の最後に「ぞくっ」としましたね・・・これは「隣人」を見ていた人ならそう感じたと思います。
というわけで、今クール火曜の夜は「サキ祭り」だったワタクシですが、娘はとっても嫌がっていたのでした。
 
☆八重の桜
 
すみません。録画積み上げてます(笑)西島くんの入浴シーンは見ました。
 
あと、ドラマじゃなくてアニメですが、「しろくまカフェ」がついにフィナーレとなってしまいました。
あのゆるゆるな世界に1年間癒されました~
ちはやふる2はまだ続きます。これからも期待です!