As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

プラチナデータ

今年のGW、早くも前半の連休が終わって小休止の平日です。
よく晴れた3連休でしたね~それにしてもまた寒いよ。
 
さて、この映画のレビューも1ヶ月以上前のものです。早く書かなくては・・・
 
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プラチナデータ  監督:大友啓史  主演:二宮和也鈴木保奈美水原希子
 
政府が極秘に収集した国民の遺伝子情報“プラチナデータ”を基に犯罪捜査が行われ、検挙率は驚異の100パーセントで、冤罪(えんざい)は皆無となった近未来の日本。警察庁の科学捜査機関に所属する科学者の神楽龍平(二宮和也)は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当することに。しかし、同システムは神楽自身を容疑者として示し、思考を繰り広げた結果彼は逃亡するが……。
さまざまな作品が映画化されている東野圭吾の小説を、『ハゲタカ』『るろうに剣心』の大友啓史監督が映画化したサスペンス。DNAデータを基に犯罪捜査が行われる近未来を舞台に、自らが携わるDNA解析捜査で連続殺人事件の容疑者となってしまった科学者の逃亡劇を描く。天才科学者から逃亡者へと転落する主人公には、嵐の二宮和也。彼を執拗(しつよう)に追跡するベテラン刑事に豊川悦司がふんするほか、鈴木保奈美生瀬勝久、杏ら多彩なキャスト陣がそろった。
 
この春からふたたび「ガリレオ」のドラマが始まって,やっぱり東野圭吾さんのミステリーってすごいわと思っていたのですが,ガリレオのキレに比べると,正直こっちはなぁ・・・というのが率直な感想でした。
最初に「プラチナデータ」といわれていたものは実は真のプラチナデータではなく,それを解明しようとすべくプログラムを開発していた数学者が殺害されたのですが,物語がそこまでたどり着いてしまうとあまり意外性を感じられなかったのです。また,主人公の神楽龍平には「リュウ」というもう1つの姿があることも物語の大きなキーワードとなるのですが,長丁場の作品だった割には,それが単にだらだらしたようにも見えてしまったのでした。
また,私は原作を読まずに映画を見たのですが,どうやら原作ではかなり重要と思われた登場人物がカットされてしまったらしく,原作ファンは大いに不満だったというレビューがあり,やはりミステリー系の作品は原作を知ってしまうと映画との違いにガッカリしてしまうことが多々あるので,今回も読まずに見て正解だったとは思いましたが・・・東野圭吾作品は,6月末に公開される「真夏の方程式」に期待したいところでしょうか。