As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

図書館戦争

カンヌ国際映画祭は、是枝裕和監督で福山雅治さん主演の「そして父になる」がエキュメニカル賞を受賞しました。
2011年の秋に、是枝監督に師事した砂田監督の「エンディングノート」を見たのですが、是枝監督の作品と同じような空気を感じたのです。
この作品が公開されるのは秋だというのでずいぶん先のことになっちゃうのですが、その前に福山出演のガリレオ映画があるので、それも見つつ楽しみに待ちたいと思います。
さて、この作品も記憶が薄れてしまう前に感想書きますね。
 
 
イメージ 1
 
 
メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本。読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の隊員にかつて助けてもらった笠原郁(榮倉奈々)は、憧れの図書隊員になる。担当教官・堂上篤(岡田准一)の厳しい指導を受け、女性で初めて図書特殊部隊に配属された郁。そんなある日、図書隊とメディア良化委員会の対決が避けられない出来事が起きる。
阪急電車 片道15分の奇跡』などの原作者、有川浩の代表作を基に、岡田准一榮倉奈々が本を読む自由を守る自衛組織の隊員にふんするSFアクション。国家によるメディア検閲が正当化されている架空の社会を舞台に、“図書隊”の新人女性隊員が鬼教官や仲間たちに助けられながら、知る権利や本を読む自由を死守すべく戦いに身を投じていく。田中圭栗山千明石坂浩二など豪華なキャストが共演。『GANTZ』シリーズなどの佐藤信介がメガホンを取る。本格的な戦闘シーンと共に、登場人物たちの恋の行方からも目が離せない。

原作を読まずに映画を見てしまうことが多いですが、この作品も原作に触れぬまま、Yahoo!レビューの評価がやたら高いのと、出演に「児玉清」とあったのが気になって見てみました。
まさか、児玉清さんの生前に一部だけでも撮影していたのか?と思ってしまったのです。
そして、児玉清さんについては写真での登場ということ、作者が児玉さんをイメージしたキャラがいたのだけど児玉さんが故人であることから、オリジナルキャラとして石坂浩二さんを登場させたこともわかりました。

えっとですね、ワタクシの感想を書いてしまうと、この作品は「原作の世界観」を分かっていないと苦しいです。
原作知らずで見てしまうと、現実離れした突飛な設定についていけないと思います。図書館を舞台に、自衛隊っぽい軍隊?と昔の憲兵みたいなメディア良化隊が本気の戦争をするって、ぱっと見だとスーッと入ってきません。
岡田准一さんの戦闘モードはカッコイいなって思うし、榮倉奈々ちゃんの乙女丸出しの片想いもいいんだけど、原作を読まずに見て失敗したなと思った作品でした。
たぶん図書館にはちゃんと原作があると思うので今度読んでみよう。
(ちなみに今読んでいるのは「神去なあなあ夜話」です)