As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

山手西洋館めぐり

猛暑→ゲリラ豪雨→戻り梅雨→そして真夏日と夏休みになってからめまぐるしいですが、真夏の暑さとしては今日くらいが限界かなと思います。

さて、夏休みに入る前のことですが「山手にある洋館を散策し、中華街でランチしよう」という企画が持ち上がりました

横浜市民になって6年が過ぎ、それ以前に横浜に「遊びに来ていた」時も中華街にはよく行っていました。もちろん今でもしばしば行きます。他にも山下公園とか桜木町からランドマークといったところにはよく行くのに、元町商店街の上の方にある山手の西洋館がたくさんある辺りにはこれまで行ったことがなかったのです。

神戸の異人館には何度か行ったことあるのにね(笑)

というワケで、初の山手散策です。
石川町駅の元町方面改札で降りて、坂を上がっていくと「ブラフ18番館」がありました。

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イタリア山庭園の一郭に移築されたブラフ18番館は、関東大震災後に山手町45番地に建てられた外国人住宅で、戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3(1991)年まで使用されていました。今は無料で見学ができ、内装は外国人住宅として使われていた当時を偲ばせるものとなっています。

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写真はダイニングルームです。
神戸の異人館と雰囲気は似ていますよね。

ブラフ18番館を出て山手の通りを歩くと、ちょっと別世界のような雰囲気です。歴史的洋館とされている建物は他にもありますが、その通りに建っている一般住宅もなんだかゴージャスです。そして、インターナショナルスクールをはじめ、神奈川でも有数のミッション系名門女子校もこのあたりに集中しています。男子校や共学の学校はナゼかありません。
フェリス女学院横浜共立学園の校舎にも古くからの建造物として洋館に指定されているものがあります。ここ、山手にある女子校はいずれも中学受験での生徒募集しかありません。そして「御三家」を含めて難易度の高い学校ばかりです。ごきげんようとか言うお嬢さまの声が聞こえてきそうですよ)

そして、そんなお嬢さま学校であり御三家の1つ、横浜雙葉学園のすぐ近くに「エリスマン邸」があります。
 
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こちらもダイニング・テーブルです。
エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅として、大正14(1925)年から15(1926)年にかけて山手町127番地に建てられました。設計は、「現代建築の父」といわれるチェコ出身の建築家アントニン・レーモンドです。元の邸があった場所には現在マンションが建てられているらしく、元町公園内の現在の敷地に移転しました。
 
今回は時間の関係で、中を見学したのはこの2つだけだったのですが、他にもイギリス館や外交官の家、といった西洋館がいくつかあります。コンサートがあったり、結婚式ができるところもあるようです
 
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エリスマン邸を過ぎて少しいくと「えの木てい」があります。
個室でアフタヌーンティーもできますそしてお土産として有名なのが「チェリーサンド」
新鮮なバタークリームとチェリーがサンドされています。レーズンサンドだったら他のお店でも見たことがありますが(六花亭とか)チェリーはここだけかもしれません。山手に来た折にはぜひ寄ってみてください。
 
そのまま歩いていくとさらに「山手111番館」などが見えてくるのですが、こちらには寄らずに外人墓地の側を通って元町商店街の方に降りました。
元町商店街を途中まで歩いてから川を渡ると中華街です。
 
イメージ 5 ランチは「四五六菜館本館」のサービスランチ
 
 なんと平日はメインにご飯、ザーサイ、スープ、杏仁豆腐
 がついて630円そしてすごいボリュームなので、みん
 なで違うものを注文してシェアして食べました。
 あんなに杏仁豆腐をガッツリ食べたことはなかったか
 も・・・
 
 サービスランチのマーボー豆腐もおいしかったのですが、
 四五六菜館のマーボー豆腐は、サービスランチには
 出てこない「孫麻婆豆腐」が有名です。
 
 
この麻婆豆腐は土鍋に入っているのですが、四川料理の麻婆豆腐とは一味違った味わい深いものになっています。
さて、「四五六菜館」ではただいまキャンペーンをやっています。
福山雅治さん主演で大ヒット中の「真夏の方程式」ですが、この映画の半券を持っていくと、20%オフになります(ただし、サービスランチは除きます。630円がさらに割引なんて申し訳なさ過ぎますから・・・)
2008年のガリレオ映画「容疑者Xの献身」で、四五六菜館の別館でロケをしているのです。
福山雅治さん、柴咲コウさん、北村一輝さんが「孫麻婆豆腐」を食べていたのです。
ただし、ホンモノの四五六菜館は「上海料理」のお店ですが、映画では「四川料理」のお店という設定で、麻婆豆腐もめちゃくちゃ辛そうでしたよ(笑)