As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

大三島へ

給食も始まってさっそく懇談会もあって日常生活が戻ってきました
(あ~あ、中学校行ったらどこ行っても給食ないからなぁ…お弁当作らなくていいのはあと3年半か…)
猛暑はもうやめてくれと思ったら、今日は雨が降ってホッとしています。でも、今度は台風が九州に上陸してしまったし、埼玉や千葉、栃木では竜巻の大きな被害が出ています。毎年「今年の夏はおかしい」と言っていますが、その度合いが増しているような気がします。

そしてとにかく今週は「あまちゃん」が気になって仕方ないのです。
特に先週末から今週にかけてはドキドキ波乱の展開です。mixiあまちゃんコミュ見まくりの毎日です。

というワケでまた前降りが長くなっちゃったから、タイトルの「大三島」にいきます。

 


大三島に行ったのは、前の記事「高浜駅」から中島に渡った前日です。この日も雨で、雨脚がたびたび強くなったりと悪天候でしたが、大三島には高速道路で行くことができます。

まず待ち合わせ場所の伊予立花駅まで、夫の親友T君がBMWを飛ばして送ってくれました。そこから男性陣と分かれて(その後彼らは丸亀まで車を飛ばしたそうです)私と娘は松山在住の友だちの車に乗せてもらって大三島を目指しました。

イメージ 1
地図を載せてみたのですが、大三島今治と広島の尾道を結ぶしまなみ海道上にある島です。今治側から来島海峡大橋を渡って、最初に大島があり、次に伯方島大三島と続きます。大三島までが愛媛県です(今は今治市編入されている)。次は生口島で、ここから広島県になります。
10年以上前ですが、尾道からしまなみ海道を渡ったことがあります(あの時のT 君の車はセリカだったような…)。その時は高速道路が全線開通していなくて、橋は高速道路だけど島に降りると一般道を走っていました。今は全部高速道路なのですが、それだとひとつひとつの島々を巡るようなドライブができなくなって、地元の経済が衰退しちゃうんですよね…

というワケで、雨の中でしたがお昼頃には大三島に着きました。
来島海峡大橋悪天候のために写真は撮れませんでした

イメージ 4着いてすぐにまずは腹ごしらえ、ということで「せとうち茶屋」へ。
ここでは「じゃこカツレモンラーメンと鯛めしのセット」をオーダーしました。
じゃこカツとは、じゃこ天に衣をつけて揚げたもので、練り製品なのにガッツリ系です。そこに瀬戸内レモンが加わることでさっぱりとしています。
レストランの隣がお土産屋だったのでそのまま行ってみましたが、レモンを扱ったお菓子が多いこと
あと、バリィさんグッズがあふれていて、そこらじゅうが黄色い(笑)
これまで「一六タルト」ばかり買っていたので、「これは目新しいぞう」といろいろ買い込んでしまいました。

次の目的地はメインスポットとも言える「伯方の塩工場
予約は不要で、無料で自由に見学できます。
伯方の塩って、ワタクシは昔福岡の博多だと思っていましたが、愛媛の伯方島大三島、明浜に工場があります。
昔ながらの塩田も使われています。
原料として、メキシコ、オーストラリアから大量に塩を輸入して、それを瀬戸内の海水に溶かして再度精製する、という一見ややこしいことをしていますが、これにはわけがあります。
以前は、日本の塩製造は専売公社にしか認められていませんでした。その製造方法はイオン交換膜を使って工場で作るものです。でも伯方の塩では、昔ながらの方法をどうしても存続させたかった。そして、当時の国が許可した方法が、原料の塩は輸入してそれを精製しなさいというやり方だったのです。その後専売公社はJTになり、塩の製造も自由になって、各地に塩メーカーができています。イメージ 2
 
工場内の写真を撮ることはできなかったのですが、見学通路から中を覗くと、一面が白い
山のように塩が盛り上げてあるところもあって、なんだかスノーボードハーフパイプのコースみたいでした。
 
見学が終わると、お約束のように「塩ソフトクリーム」を食べて(塩をパラパラとトッピングします)、売店にはここにしか売っていない「バリィさんの焼塩」があったので思わず買ってしまいました。
 
次に向かったのが、無農薬でレモンやネーブルを栽培し、リキュールやジュース、ジャムなども作っているお店「リモーネ」です。
 
作りたてのかんきつ類から作ったリキュール、リモンチェッロネーブルチェッロはちょっと辛口ですが大変ジューシーで美味しいので、お取り寄せの価値はアリです。
写真は自家製のレモネード。水や炭酸で割るのはもちろん、かき氷シロップにしても美味しいです。
 
イメージ 5私たちは、お店に直接行かないとゲットできない「リモンチェッロのアイスモナカ」をソフトクリームに続いていただきました。
レモンとリキュールの風味たっぷりの大人のデザートでした。
そしてこちらのお店のご夫妻は、ご主人が東京、奥様は横浜出身で大三島に移住して農園を開いたのだそうです。思わず、横浜のどちらですか?などと聞いて盛り上がってしまいました。
 
 
 
 
雨の中最後に立ち寄ったのは「大山祇神社」(おおやまづみじんじゃ)。
私が最近よく読んでいる三浦しをんさんの小説に「神去なあなあ日常」という本があるのですが(横浜育ちの主人公がいきなり三重県の大田舎で林業の修行をさせられるという話)その中に「オオヤマヅミさんのお祭り」というのが村の行事のハイライトとして出てくるので、思わず目がいってしまったのでした。
イメージ 3

写真は天然記念物とされるオオクスノキです。
なにやら立派な鳥居があると思ったら、推古天皇の時代に創建され、日本の山祇神社の総本山とされる神社で、宝物館には国宝・重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の約4割が集まっていて、社殿・武具等の文化財として国宝8件、国の重要文化財76件(2012年現在)を有しているという大変由緒ある神社でした。昔から多くの武将が武具を奉納したそうで、今でも海上自衛隊海上保安庁の方が参拝しているそうです。今回は雨も酷かったのと時間の関係で宝物館は見られなかったのですが、次に来るときの楽しみにとっておこうと思います。

もう数えることができないくらい愛媛に行っていると思いますが、まだまだ訪れていない魅力ある場所がたくさんあることでしょう。今回の帰省は大三島に中島と離島巡りをしたような気分になりました。
友人とは1年ぶりに会ったけど、変わらず元気そうでよかったこのまま無事に術後10年、いやずっとお互い元気でいられますようにと大山祇神社にお祈りしてきました。