As You Like It     ~気が向くままに~

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万世橋駅

先日ニュースになるまで、私はそこに駅があったことも知りませんでした。
秋葉原、神田、御茶ノ水駅に挟まれたようなところ(厳密には、中央線の駅なので神田と御茶ノ水駅の中間辺り)に「万世橋駅」があります。

この駅は1912年に開業し、当時は煉瓦作りの瀟洒な駅舎だったのですが、1923年の関東大震災で焼失してしまいました。
大震災の後は、既に神田や秋葉原駅が開業していたこともあり、万世橋駅は簡素な駅舎となって、やがて休業してしまいます。その後、交通博物館がここに移転してくるのですが、現在交通博物館は「鉄道博物館」となって、埼玉の大宮に移転しています。
(そんな経緯があったために、鉄道博物館にはミニチュア鉄道の駅として「万世橋駅」の名前が残っているそうです)

博物館としても使われなくなった「万世橋駅」の遺構は商業施設として再開発され、「mAAch ecute万世橋」となって先日オープンしました。

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構内にはレストランとショップが並んでいますが、かつての駅舎を偲ばせるような作りになっています。

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1912年の開業当時からの階段です。
また、当時ホームがあった場所はカフェになりました。今でも中央線が通っていますので、電車を眺めながら食事(夜はお酒)を楽しむことができます。

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こちらに入っているお店は「いかにも鉄ちゃん向け」ではなく、パリのマルシェを思わせるようなものばかりです。

なので、せっかくだからここで食べて行こうと思ったら、赤提灯を吊り下げたお店が…
その提灯には「フランスおでん」と書いてあります。
フランスに日本の居酒屋があったらどうなるか?というコンセプトのお店「ル・プチ 神田」です。

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これがそのフランスおでん。
おでん、というかポトフです。
辛子ではなく粒マスタードをたっぷりつけていただきます。

まだオープンしたばかりで、スタッフも慣れていないらしく、大混乱している様子が見てとれました(笑)

次にこの界隈に来る時には、通りの向こうにある「肉の万世本店」でハンバーグかトンカツが食べたいです
よく駅で見かける「万カツサンド」本店のものは一味違うというウワサですよ。