As You Like It     ~気が向くままに~

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やなせたかしさん逝く

またもや台風が東日本を直撃していきました…
横浜は15日の午後から雨脚がどんどん強くなり、夜になると風が出てきて、明け方突風の音で目が覚めました。朝には雨は上がっていましたが、午前中は暴風警報が出ていたので学校は臨時休校となりました。夫の勤務先も休校となり、思わぬ休日となったのですが…
伊豆大島での被害状況には言葉も出ません。
どうかこれ以上犠牲になる方が増えませんように…

さて、台風直撃前日のこちらの訃報も衝撃でした。
アンパンマンは、私が幼少の時はまだアニメ化されておらず、原作絵本があったのみでしたので、正直あまり印象には残っていません。それよりも、小学生の頃歌った「手のひらを太陽に」の作詞者として印象に残っています。
私が中学か高校のときにアンパンマンのテレビアニメが始まり、当然ながら見ることもありませんでしたが、アンパンマンばいきんまんドキンちゃんといったキャラの名前はいつしか頭の中に入っていました。

アンパンマンとその仲間たちの恐るべき威力に圧倒されたのは、やはり娘が産まれてからです。出産直後からそれらのキャラクターグッズに身の回りのものが侵食されていったのですが、何より子どもの食い付き方が他のキャラクターをはるかに凌駕していました。
あの形やキャラ設定が絶妙なのでしょうか?
アンパンマンにはあらゆる子どもを引き付ける魅力があり、ヒーローでもあるわけです。
娘が言葉を話し始めた最も初期のころに発したのが「アンマン」(←アンパンマンのこと)でした。
その後、アンパンマンのDVDは何度再生したか分かりませんし、汐留のアンパンマンショップに駒込フレーベル館本社前の銅像、横浜アンパンマンミュージアムに行っただけではなく、愛媛の帰省時に高知に寄って、やなせさんの故郷に建てられたアンパンマンミュージアムにも行ってきました。
娘はディズニーランドに行ってもばいきんまんのぬいぐるみを手放さなかったし、幼稚園の入園面接でひたすらカレーパンマンの顔をやっていたことも思い出します。
そして、あっという間にアンパンマンブームは過ぎ去り、そこらじゅうに転がっていたグッズもいつの間にか無くなりました。ブームはわずか3年ほどでしたが、それでもアンパンマンの印象は強烈でしたね~

震災の時、アンパンマンのテーマソングにリクエストが殺到したというのも分かるような気がします。普段あの歌を聞いて「アンパンマンの友だちって愛と勇気だけなんだって。じゃあメロンパンナちゃんやしょくパンマンは友だちじゃないのかなぁ?」なんてツッコミを入れていたけど、よーく聞いてみると奥が深い歌なんです。

何のために生まれて 何をして生きるのか?
答えられないなんて そんなのは嫌だ!

そうだ嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ胸の傷が 傷んでも

子ども向けの歌っていうより、すごく哲学的ですよね?
だから、いつの間にか頭の中にインプットされてしまい、自分へのメッセージとなって増幅されてくるのです。

ワタクシは個人的には「エンタの神様」で陣内智則さんがやったネタ「映画の予告編」の中でめちゃくちゃカッコいいアンパンマン映画の予告が出てくるのが気に入っています(笑)YouTubeで探すと出てきますよ。何度見ても笑えます。

やなせたかしさんのご冥福をお祈りいたします。
アンパンマンは永遠に不滅のヒーローです。