As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

熊野本宮詣で

今年度は夫が実に8年か9年ぶりに土日休みになったので、週末を利用して旅ができます。
というわけで、羽田から南紀白浜行きの小さな飛行機に乗りました。
悪天候の為に「機内の化粧室は使えない可能性があります。また、飲み物サービスも中止の可能性があります」とアナウンスがあり、どれだけ揺れるんだと覚悟しながら乗ったのですが、思ったほどには揺れませんでした
帰省の際に良く乗る松山便とは違ってかなーり小さな飛行機なので、ちょっとのことでも揺れやすいのですね。

そして着いたのはお昼過ぎ。小雨が降っていましたが、レンタカーを予約してあったので、一路熊野まで車を走らせました。
今年は伊勢神宮式年遷宮で賑わっていますが、熊野三山のひとつ、熊野本宮大社もパワースポットであるのと、熊野古道巡りが楽しめるので人気があります。
(白浜行きの機内も、熊野古道巡りとおぼしきツアーのお客さんがいました)

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白浜から熊野街道国道311号線)をひたすら奥の方へ入っていきます。道沿いには「王子」(熊野本宮に詣でる前に儀式をおこなう場所として建てられたといわれる、分社のようなもの。総称して九十九王子といわれる)がいくつか出てきて、その周辺は熊野古道が残されており、ハイキングコースとなっています。中辺路や本宮近くにはハイカーの姿が多く見られて、時間があれば少し歩きたかったのですが、今回は車での往復となりました。

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白浜から約50km、およそ1時間半で熊野川のほとりにつきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

その近くには目を見張るような大きな鳥居があります(日本一の大きさです)。
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この鳥居の奥に広がっている芝生の広場が「大斎原」といい、昔はここに本宮があったそうです。
明治時代に熊野川の氾濫で社が流されてしまい、高台に残っていた社が本宮となったそうですが、鳥居はわりと近年(平成12年)に作られました。
イメージ 5そしてこちらが本宮の石段です。石段のすぐ隣には、熊野古道が残されています。
熊野本宮のシンボルともいえるのが八咫烏(やたがらす)。
古事記日本書紀に登場し、神武天皇東征のとき、熊野から大和に入る険路の先導となったという伝説上の三本足の大カラスです。境内の郵便ポストにも八咫烏がついています。
そして、この八咫烏サッカー日本代表のシンボルマークにもなっていて、日本代表フラッグが「必勝祈願」として掲げられていました。イメージ 6

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7本宮では結婚式が行われているようです。
神前式の結婚式といえば白無垢だろうと思ったら新郎新婦は十二単に束帯のようです。
皇室の結婚の儀みたいですが、お値段もアップするのでしょうか?

 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8参道にお店を構えている珍重庵さんの「もうで餅」です。
つきたての餅で自家製餡をくるみ、はったい粉をまぶしてあります。
一昨年の秋にこのあたりは台風で大きな被害を受けたのですが、熊野川が氾濫して参道はすっぽり水をかぶってしまったそうです。でも,津波と違って水の勢いがなかったので建物の被害が比較的少なかったと言っていましたが・・・今年は伊豆大島で大きな被害が出ているし,台風の季節はまだ終わらない感じです。

参拝のあとは日が沈む前に急いで白浜に戻り、円月島を見てきました。これは晴天で日の入りが見えたら本当に絶景なのでしょうが、今回は雨天だったので残念ながら岩を見たのみです。
 
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白良浜も雨が強かったので今回もホテルの窓から見ただけになりました。

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