As You Like It     ~気が向くままに~

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おしん

いまだその視聴率が破られていない伝説の朝ドラの映画化。今となってはうすぼんやりとしか覚えていないので、復習のつもりで軽い感じで見に行きました。
(私の朝ドラの記憶で色鮮やかなのは、なんといっても「澪つくし」でしょうかね?)
 
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おしん 監督:冨樫森 主演:濱田ここね、上戸彩泉ピン子
 
明治40年、凶作が原因でひもじい生活を強いられている小作・谷村家は、口減らしのため泣く泣く7歳のおしん(濱田ここね)を奉公に出すことに。奉公先の材木店で朝から晩まで働き通しの毎日を送る彼女は、雪が溶けたら家に帰れると信じてつらい日々を耐え抜く。しかしある時、店の50銭銀貨が紛失してしまいぬれぎぬを着せられたおしんは、雪が吹き荒れる天候の中、自分から店を出ていき……。
NHK連続テレビ小説として放映され、大ブームを巻き起こし、海外でも人気の高い国民的ドラマ「おしん」を映画化。おしんの少女時代に焦点を合わせ、苦しい家計のためにやむなく奉公に出された彼女がさまざまな苦難に見舞われながらも、たくましく生きていく姿を描く。おしん役は、オーディションで選出された新星・濱田ここね、母親役に上戸彩、父親役に稲垣吾郎と多彩な顔ぶれが集結。『星に願いを。 Nights of the Shooting Star』などで知られ山形県出身の冨樫森が監督を務め、極寒の山形県で全てのロケを行った。

おしん=田中裕子さんのイメージでしたが、この映画は子どもの頃の話でした。今回は加賀屋の若奥様を演じている小林綾子さんがかつて演じたもので、彼女がその後卒業した立命館大学は「おしんが行った大学」と言われているそうです。
泉ピン子さんも出ているので(テレビ版では、今回上戸彩ちゃんが演じたおしんの母役でした)、いかにも橋田ドラマっぽいなと思ったけど、台詞がいつものように長くない。そう、おしんの原作者はもちろん橋田壽賀子さんですが、今回の映画の脚本は別の方が書いていました。

とにかくこの映画は、主役のおしんを演じた濱田ここねちゃんの演技が素晴らしかったということに付きます宮崎で育った現代っ子のここねちゃんには、わずか100年ほど前の日本にはこんなに厳しい生活を強いられていた人々がいたとは想像もつかなかったのではないでしょうか?ロケに際して、当時に少しでも近づけるように、電話もメールも禁止されたそうです。極寒の川に入るシーンもガチンコで臨んだそうですが、その体当たりのストレートな演技が凄かったと思います。

これからがおしんの波乱に満ちた生涯のスタートだ、というところで映画は終わってしまいますが、少女時代限定ですが、おしんのエッセンスを感じることができるかと思いますよ。