As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

陽だまりの彼女

夜のNHKニュースで「激おこぷんぷん丸」の意味がようやく分かりました(笑)
「倍返しだ!」をやるのに堺雅人さんを使っていなかったところにちょっとだけNHKのプライドを感じました(笑)
さて、清須会議の前に見た映画の感想を書いていきます。
 
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陽だまりの彼女 監督:三木孝浩 主演:松本潤上野樹里
 
取引相手を訪ねた新人営業マンの浩介(松本潤)は、そこで同じ中学校に通っていた幼なじみの真緒(上野樹里)と10年ぶりの再会を果たす。学年有数のバカとして名をはせ、何かといじめられていた彼女が、当時の姿から想像がつかないほど魅力的な女性になったことに驚く浩介。再会に運命めいたもの感じた二人は惹(ひ)かれ合うようになり、結婚を決意するまでに。だが、真緒は誰にも知られてはならない、とんでもない秘密を持っていて……。
「金曜のバカ」「ボーナス・トラック」などの越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブストーリー。パッとしなかった幼なじみと再会した青年が、魅力的な女性になった彼女と恋に落ちたのを機に、切なくて温かな奇跡の物語が動き出していく。メガホンを取るのは、『僕等がいた』シリーズの新鋭・三木孝浩。『花より男子』シリーズの松本潤と『のだめカンタービレ』シリーズの上野樹里が、主人公のカップルを快演する。舞台となる湘南の魅力を余すところなく捉えたロケ映像も見ものだ。
 
原作がベストセラーになっているらしい、ということで夫が本を買ったものの読後感はイマイチだったらしいのです。それで私が読むことがなかったのですが、Yahoo!のレビューが高得点だったので、いったいどんな作品だろうと原作を読まずにスクリーンを見ることにしました。
松潤が「非モテ系」を演じているという設定に無理がありすぎでしょ・・・と思うものの(笑)
何も知識が無い状態で見ていると、本当に真緒の秘密が途中まで分からないままでした。
それが明らかになった時「・・・なんという現実感のないファンタジーなんだ!」と半ば唖然としてしまったのですが(だって、上野樹里はネコって設定だったんですよ。ネタバレごめんなさい)、冬の陽射しのキラキラ感と柔らかさ、湘南・江の島の海のある風景、子供の時に助けた猫の思い出とが重なって、美しい景色として作品を楽しむことができました。
原作では物語の舞台は千葉だったそうですが、絵的には湘南の方がよかったですね。
そして、こういうラブストーリーを見てもイマイチぐぐっと盛り上がることがなくなってしまい、自分も年を取ったのだと思ってしまいましたが、映画の終盤で職場の飲み会の時に真緒が好きだったビーチボーイズの「素敵なないか」が流れてきて、その時の浩介の記憶はもうなくなっているはずなのに、何故か涙が流れていた・・・
その部分だけはぐっとくるものがありましたよ。