ルームメイト(ネタバレあり）
映画のレビューもたまっているので、続けます。
派遣社員として勤務する春海（北川景子）は、ある日交通事故に遭い、しばらくの間入院生活を送ることになる。そんな彼女をいたわり、親切に接してくれた看護師の麗子（深田恭子）と春海はすっかり仲良くなり、二人は退院後にルームシェアを開始する。彼女たちの共同生活はスムーズに見えたが、春海が偶然、麗子の不可解な行動を目にしたことで……。
北川景子と深田恭子が初めて共演を果たし、今邑彩の小説を原案に描くサスペンスドラマ。『アナザー Another』や『今日、恋をはじめます』などの古澤健監督がメガホンを取り、美貌のルームメイトが繰り広げる激しい心理戦を映し出す。共演は、『千年の愉楽』『横道世之介』などの高良健吾。全く先の読めないスリリングなストーリー展開と共に、激しい演技バトルを披露する北川と深田の迫力に圧倒される。
サスペンス、ミステリー系の話は原作を知ってしまうと原作との違いが目についてしまうので、今回も何も予備知識無しで見ました。
ジャパニーズホラーだと貞子シリーズが有名ですが、今回はサイコスリラー？！モノだと言います。しかも美女二人が織り成すのです。いったいどうなるのでしょうかとドキドキしながら見始めたのですが、見事に創り手の策にハマってしまったようでした。
深田恭子さん演じる麗子の怖い面がどんどん出てきて、北川景子さん演じる春海が追い詰められていくのですが、これって多重人格モノ？って気づくまでにはそれほど時間はかからないと思います。しかし…そう思ってしまったら相手の手の内に落ちてしまったというわけです。
保険屋さんが麗子と連絡が付かない、って言ってた時に何で気がつかなかったんだろう…
麗子は全て春海が作り出した別の人格だってことに…
冒頭の春海が入院していた病院が今どきあんなのあり得ないでしょ、って感じの大部屋だったのも、もしかしたら春海が作ったものだったのでしょうか…
その後更に4つめの人格まで出てきたので、最後が収拾つかなくなってしまったように思えましたが、あらたなジャンルのホラーとなったように思います。
今回はかなり流血シーンもあるし、特に中盤に犬に関するとんでもなくエグいシーンが出てくるので、そういうのが苦手な方はスクリーン鑑賞は控えた方が無難かもしれません。
