As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

青天の霹靂

さて、いよいよワールドカップですね

イメージ 1

青天の霹靂 監督:劇団ひとり 主演:大泉洋劇団ひとり柴咲コウ

場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫(大泉洋)。ある日、彼は10年以上も関係を絶っていた父親・正太郎(劇団ひとり)がホームレスになった果てに死んだのを知る。父が住んでいたダンボールハウスを訪れ、惨めな日々を生きる自分との姿を重ね合わせて涙する晴夫。すると、突如として青空を割って光る稲妻が彼を直撃する。目を覚ますや、40年前にタイムスリップしたことにがくぜんとする晴夫。さまよった果てに足を踏み入れた浅草ホールで、マジシャンだった父と助手を務める母(柴咲コウ)と出会い……。
作家や俳優としても活躍する人気お笑い芸人の劇団ひとりが書き下ろした小説を、自らメガホンを取って実写化したヒューマンドラマ。40年前にタイムスリップした売れないマジシャンが、同じマジシャンであった若き日の父とコンビを組み、自身の出生をはじめとする家族の秘密を知る。『探偵はBARにいる』シリーズなどの大泉洋が不思議な体験をする主人公を快演し、その両親にふんする劇団ひとり、『GO』などの柴咲コウが物語を盛り上げる。涙と笑いに満ちた物語に加え、4か月の練習を経て臨んだ大泉洋のマジックシーンにも目を見張る。
 
まあ、正直なところは「お笑い芸人の作った映画なんだから、それなりのものなんだろうな・・・」とタカをくくっていたのです。
ところが、Yahooのレビューの点がやたらといいので、これはもしかしてひょっとして・・・と思い劇場へと行ってしまいました。
 
そして、確かに良かったです。
先入観を持って見始めてしまったから、逆に「おお、すごい」って感じになったのです。
ストーリー自体は、なんとなくベタというか、「おそらく柴咲コウが出産すると同時に大泉洋が消えるんだな・・・(ものすごいネタバレですみません)」と先が読めてしまうのですが、だからこそじんわり来るというか・・・これまで知らなかった母の思いが伝わり、迫真のマジックシーンがあり(これは本当にすごい)・・・
バック・トゥ・ザ・ヒューチャーの日本版という声もありますが、ハラハラドキドキのエンターテイメントというよりは、邦画っていいなぁと思わせてくれるヒューマン・ストーリーです。
 
でも、この映画でタイムスリップしてしまう先は昭和48年なのですが(つまり、私が生まれた年なのです)、街中とかこんなに昔っぽい感じだったのでしょうか?
なんだか、Always~3丁目の夕陽~の時代と同じように見えてしまったのですが・・・
あと、母が「胎盤が剥離しかかっている状態」と診断されたのですが、今だったらすぐに帝王切開して赤ちゃんはNICUに入るのではないか、そうすれば母子ともに助かる確率は上がるはずです。今だったら陣痛がくるのを待つなんてことはないと思うのですが、当時はそうしていたのでしょうか?